7月の全国の平均気温は、平年と比べて1.91度高く、気象庁が1898年に統計を取り始めてから“最も暑い7月”となり、これまでの最高だった1978年を45年ぶりに更新した。そんな“最も暑い7月”に、ローソンで売れたものがわかった。

ローソンの全体的な傾向としては、のどの渇きを潤すための飲料やアイス、強い日差しを防ぐための日焼け止めなどの売上げが大きく伸長。また、マスクを外す人が増えたことで、メイクアップ用品や口臭ケア用商品なども伸長した。。

昨年の7月と比較して、販売高が大きく伸長した代表的な商品カテゴリーは次の通り（2023年7月と2022年7月の販売高合計比）。


☆メイクアップ　約2.7倍

マスクを外す機会や外出する機会が増えたことでリップやアイシャドーなどが伸長した。販売高上位10品はすべて今年3月に発売し、3日間で30万個を販売した「&nd by rom&nd（アンド バイ ロムアンド）」の商品だった。


☆ガム（虫歯・口臭ケア系）約2倍

マスクを外す機会や人と会う機会が増えたことで大きく伸長。男女別の売上構成比については、昨年は男性44％、女性56％だったが、今年は男女が逆転して女性66％、男性34％となった。


☆チルドカップ飲料（紅茶・茶系）約7割増

ワンコイン（100円）で手軽に買いやすいチルドカップ飲料（紅茶・お茶系）。マスカットティーやアップルティー、シトラスレモンティーなどの様々なフルーツ系のフレーバーが人気となった。


☆スポーツ飲料などの機能性ドリンク（900ML〜1.5Lタイプ）約7割増

都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は1位が東京都、2位が沖縄県、3位が神奈川県だった。なお、500ml前後のスポーツドリンクについては約3割増だった。


☆冷し中華・冷しうどん 約3〜4割増

都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は、冷やし中華が1位山梨県、2位島根県、3位千葉県、冷しうどんが1位山梨県、2位東京都、3位埼玉県といずれも1位は山梨県だった。


☆プレミアムビール　約3割増

7月で最も販売が高かった日は7月14日（金）。販売高上位3店舗は全て海の近くにある店舗だった。


☆冷凍飲料　約3割増

スポーツドリンクやお茶を凍らせた商品。最も売れた商品はスポーツドリンクタイプの冷凍飲料だった。都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は1位奈良県、2位和歌山県、3位福井県。


☆日焼け止め 　約3割増

都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は、1位沖縄県、2位京都府、3位千葉県。7月で最も販売が高かった日は7月16日（日）だった。


☆氷菓 約3割増

7月で最も販売が高かった日は7月29日（土）。都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は、1位神奈川県、2位千葉県、3位東京都で、販売上位の店舗はホテルや観光地、海の近くなどだった。


☆カットフルーツ 約2割増

食べやすくカットされたフルーツ。都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は、1位愛知県、2位静岡県、3位石川県だった。ホテルや空港内の店舗が販売高上位に。最も売れた商品は「皮むきりんご」だった。


☆制汗剤（男性用）　約2割増

ひんやりと冷たいクールタイプのボディペーパーが人気に。7月で最も販売が高かった日は7月11日（火）で、都道府県別の販売高順位（1店舗あたり）は、1位東京都、2位神奈川県、3位千葉県だった。