オリーブオイルで認知症による死亡リスク減、ハーバード大が30年9万人調査

2023/07/29 06:05 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


オリーブオイルに、認知症による死亡リスクを減少させる効果があることがわかった。米ハーバード大学の研究によると、毎日ティースプーン半分以上のオリーブオイルを摂取することで、脳機能の低下による同病を原因とする死亡リスクが28%も減ったという。

そのメカニズムついては不明なものの、オリーブオイルの中にある抗酸化物質が血液脳関門に到達し、認知機能に直接的影響を与えている可能性を研究者らは示唆している。

同研究では30年以上の期間にわたって、9万人のアメリカ人を対象に実施、研究中に4749人が死亡した。

その中で、毎日オリーブオイルをティースプーン半分以上摂取している人々は、オリーブオイルを全く、もしくは滅多にとらない人々に比べ、認知症での死亡リスクが28%低くなる結果となった。

ハーバード大学公衆衛生大学院のアン=ジュリー・テシエール博士はこう話す。

「我々の研究は、食事に関するガイドラインにおけるオリーブオイルのような植物油の推奨を強化させることとなります。そしてこの推奨が心臓の健康のみならず、脳の健康に効果があることを示唆しています」
「マーガリンや市販のマヨネーズといった脂肪の代わりに天然の産物であるオリーブオイルを使用することは安全な選択であり、致命的な認知症のリスクを減少する可能性があります」

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.