ケヴィン・スペイシー（64歳）に、性的暴行裁判で無罪判決が下された。2001年から2013年にかけて4人の男性に行ったとされる性的犯罪容疑9件に関して、7月26日、英ロンドンのサザーク刑事法院ですべて無罪となったケヴィンは、判決が読み上げられた際、涙を流して立ちすくむ姿も見られた。

そして判決後には、裁判所の外で待ち受けていた記者たちに対し、陪審員団への「感謝」の意を表し、「結論を出す前に時間をかけて全ての証拠や事実を慎重に検討してくださった陪審員団に非常に感謝しています」「今日の結果に身の引き締まる思いです。この裁判所の職員や警備員、毎日私達の世話をしてくれた全ての方々に感謝します」と語った。

常に無罪を主張してきたケヴィンは先週、法廷で証言した際、この疑いがかけられた影響について「結論が急いで出され、最初の質問を尋ねられたり、それに答える前に、数日中に私は仕事を失い、評判を失い、全てを失ったのです」と語り、仕事が入ってこないことから裁判費用も払えていない状態であることを明かしていた。