さんまの愛車がボコボコに…「FNS27時間テレビ」名物企画誕生秘話

2023/07/22 11:19 Written by Narinari.com編集部

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「FNS27時間テレビ」第1回(※当時は24時間)の総合演出などを担当した、元フジテレビエグゼクティブディレクターの三宅恵介氏(74歳)が、7月22日に放送された自己検証番組「週刊フジテレビ批評」(フジテレビ系)に出演。明石家さんまの愛車がボコボコになる、「FNS27時間テレビ」の名物企画誕生秘話を語った。

さんまの愛車を、ビートたけしが傷つけ、ボコボコにする「FNS27時間テレビ」の名物企画が始まったのは1991年のこと。三宅氏は「(さんまが)車の免許を取ったんですよ。BIG3(タモリ、たけし、さんま)で何をやろうかって事前に打ち合わせに。まず、たけしさんのところに行って、『さんまさんが免許取ったんですが、車で何かできませんかね』って言ったら、たけしさんが『だったら駐車場に簡単な何かレンガで車庫作って、さんまに車庫入れさせたら面白いんじゃないか、ぶつかって』なんて。『あぁ、面白いですね』って言って、タモリさんのところに打ち合わせに行ったら、たけしさんと同じことをおっしゃったんですね。じゃあ車庫作って、車庫入れやらせたら、もしかしたら面白いからやりましょうかって」と、奇しくもたけしとタモリが同じアイデアを出し、準備を進めることになったという。

このアイデアを、「さあじゃあこれをさんまさんにどう伝えようか。これをね、『車庫入れやりますからぶつけてください』っていうのは、こんな陳腐な話はないので、『もしもこの車が傷ついたらどうしますか?』って聞いたら、(さんまが)『それは嫌に決まってるよ』と。『でも傷ついて笑いが取れたらどうしますか?』って言ったら、(さんまが)『それは笑いが取れたほうがいい』。それだけです。打ち合わせは」と、三宅氏とさんまの間では、簡単なやり取りしかしていなかったそうだ。

そして「それで本番になって、生放送でやるかどうかも分からないし、どうなるかも分からないけれども、用意だけはしておいて」と臨んだ生放送だったが、結果は「そういうのでね、3人で面白いことをやっちゃうんですよね」と盛り上がり、結果、この企画は「FNS27時間テレビ」の名物企画として、その後も行われることになった。

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