モモコグミカンパニー“サイン本”お渡し会に長蛇の列、BiSH解散後初の公の場

2023/07/22 01:00 Written by Narinari.com編集部

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BiSHの元メンバー・モモコグミカンパニーが7月21日、2作目となる小説「悪魔のコーラス」を発売し、同日、東京・SHIBUYA TSUTATAでサイン本お渡し会を開催。会場には大勢のファンが押し寄せた。

先月末、“楽器を持たないパンクバンド”BiSHは東京ドームでのライブで8年間の活動に終止符を打ったが、メンバーのモモコグミカンパニーはその後、ワタナベエンターテインメントへの事務所移籍を発表。そして、解散前の超多忙な日々の中で執筆を続けた小説2作目となる学園サスペンス「悪魔のコーラス」(河出書房新社)を7月21日に発表し、同日にSHIBUYA TSUTYATAでサイン本お渡し会を開催した。

昨年10月頃に書き始めた本作、BiSH解散前の多忙を極める時期だったが、「遠征先への新幹線、飛行機の中、滞在先のホテルで寝る前とか、仕事以外の空いてる時間のほとんど全部」を執筆にあてたという。

その間の苦労を「購入したばかりのiPadの使い勝手に慣れず」、5000字以上書いた原稿を「変なボタンを押して一気に消してしまった」ことが数回。寝る間も惜しまず「また書き直しました」と振り返った。お気に入りのシーンを聞かれると「ラストシーンは何個か候補があって、編集者とも話し合って一つに絞った、こだわりのラスト」と自信を見せた。

元BiSHメンバーの反応はと問われると「アイナ(・ジ・エンド)さんは本好きなので、読むと言ってくれた。(WACK代表取締役)渡辺(淳之介)さんには直接渡しました」と答え、ワタナベエンターテインメントへの移籍については「BiSHとしてはジャンルレスに、性に合わないモデル、演技も何でも取り組んできて、これからはバンドに出会ったりもできない」とWACK所属時代を振り返りつつ、大きい事務所の中では「自分をしっかり持っていないと」と決意の表情を浮かべた。

小説家、文化人としての活動も“モモコグミカンパニー”という名前のままかという問いには「WACKは辞めたけど、私にとって大切な名前」と明答。今後は作家活動が中心になるのかという質問には、「本が書きたい」思いは強いが、「自分の中にわき出るものを創造したり、外に出して形にすることが好き」と語り、「個人としてもらう仕事も大切にしながら、本も書き続けたい」と自身の可能性、活動の幅を拡げていくことに意欲を見せた。

このイベントは7月8日10時から予約が開始され、予想を超える応募者の殺到で一時はサーバーがパンク状態になるなど、ソロ活動でもその人気は絶大。イベント当日には、多くのメディアも取材に訪れる中、ファン約2000人が店頭に長蛇の列を作り、モモコグミカンパニー本人からサイン本を受け取った。

サイン本お渡し会はこのあと、7月23日(日)に紀伊國屋書店グランフロント大阪店、29日(土)に星野書店近鉄パッセ店、8月5日(土)に丸善博多店、そして、8月19日(土)には札幌での開催が決定している。


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