仏女優ブリジット・バルドー(88歳)が、気温が上昇している南仏サントロペで一時呼吸困難に陥った。

ブリジットは自宅に駆け付けた救急隊員により酸素吸入を受け、救急隊員はしばらくの間ブリジットの様子を観察した後、自宅を後にしたという。
1992年からブリジットと結婚生活を送る夫のベルナー・ドルマルは、地元紙ヴァール・マタンに、次のように語った。
「午前9時頃、ブリジットが呼吸困難になりました」
「(ブリジットは)普段より荒く呼吸をしていましたが、意識は失いませんでした。一時の呼吸障害とでも言えるでしょうか」
「ある一定年齢の全ての人々と同様に、彼女はもはや暑さに対処できないのです。88歳になるとそうなりますよ。彼女は無駄な努力をするべきではありません」
そんなブリジットは以前、自身の人生は「喜びと酷い試練」が混ざったものだったとガーディアン紙に語っていた。
「私の人生は、喜びの短い瞬間と酷い試練の連続だった。私の人生は、最高のものと最悪のもの、愛と嫌悪で形作られている、私に起こった全てのことが度を超えていたの」
50年代から60年代にかけて映画界で成功を収め、セックス・シンボルの座を確立したブリジットは、3度の離婚を経験したほか、何度も自殺を図ってきた。ブリジットは以前、その苦難について「私のように、強烈な瞬間の数々を経験すると、いつもその代償を支払わなければならないの」「素晴らしい幸せの後の苦悩から逃げることは出来ないわ」と説明していた。