マット・デイモン、製作中に“駄作映画”と気付き落ち込んだ経験ある

2023/07/15 05:49 Written by Narinari.com編集部

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マット・デイモン(52歳)は、自分が“駄作映画”を作っていると製作の段階で感じ取り、落ち込んだ経験があるという。

作品名は明かさなかったものの、途中で「期待していたもの」ではなかったと気づいたというマット。プロジェクトに取り組む間、家族を一緒に連れ回してしまったことに絶望を感じたと振り返った。  

YouTubeチャンネル「ジェイクズ・テイクス」でマットはこう語っている。

「特定の映画の名前は挙げないけど、時には、もしかしたら自分が期待していたような作品にならないかもしれないと分かっていながら、まだ製作を続けている映画に自分自身が出演していることがあるんだ」
「まだ撮影が何か月も続く予定なのに、家族を一緒に連れて行き、迷惑をかけてしまった。『何てことをしてしまったんだろう』って落ち込んだけど、妻が僕を引き上げてくれたのを覚えているよ」

妻ルシアナ・バローゾとの間にイザベラ(17歳)、ジア(13歳)、ステラ(12歳)の3人の子供をもうけ、アレクシア(24歳)の義父でもあるマット。プロとしてベストを尽くし続けるようルシアナから促されたという。

「彼女はただ『私たちは今ここにいる』と言ったんだ」
「プロの俳優であることの意味は、1日15時間労働をこなし、負けるとわかっていても全力を尽くすことなんだ」
「それを最高の態度でできれば、それがプロだ、彼女は本当に僕を助けてくれた」

そんなマットは以前、万里の長城に幽閉された傭兵戦士を演じた2016年の映画「グレートウォール」の撮影中、ハリウッドの後援者たちがチャン・イーモウ監督に構想を変えるよう圧力をかけているのを見て、このプロジェクトが絶望的であることを悟ったと、自身のポッドキャスト番組「WTF」で明かしていた。

「これこそまさに災害が起こる方法だと思った」
「まとまりがない。映画として成立していない」
「自分が失敗作を作っていると知りながら、『よし、あと4か月ある。夜明けのハンバーガー・ヒルでの攻防戦だ。ここで死ぬのは間違いないが、やるしかない」
「でも二度とこのような思いをしたくないよ」

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