大阪芸人に語り継がれる“お笑いストリートファイト事件”

2023/07/11 02:42 Written by Narinari.com編集部

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タレントの千原ジュニア(49歳)が、7月9日に放送されたニュース番組「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)に出演。若手時代、初めてオーディションを受けたときの“青い失敗談”や、当時勃発した“お笑いストリートファイト事件”について語った。

番組はこの日、番組MCを務めるジュニアが、大阪を舞台に切磋琢磨していた若手時代を振り返るとともに、芸人たちを巻き込んだ“とある事件”の真相に迫った。

お笑いコンビ・ダウンタウンらを輩出した心斎橋筋2丁目劇場(以下、2丁目劇場)を15歳から主戦場としていたジュニアは、すぐに頭角を現し看板芸人に。一方で、そこに至るまでの“青い経験”を振り返り、「2丁目劇場に出演する前に、東京でオーディションを受けた。当時の俺は、リハーサルを本気でやるのが恥ずかしかった。30%の力でリハを流してやって、本番で100%出そうと思っていた。でも、リハーサルを見た人は、それを俺らの100%の力だと思うから、そりゃあ落とされるわな」と苦笑する。

さらに、2丁目劇場時代を振り返ると、「所属していた芸人たちはみんな若かったけど、その中で1番若かったのが俺。それなのに、劇場の顔になり、MCとして場を回していたから、『アイツはMCをやってネタを作らんのに、毎週ネタを作ってる俺らよりもギャラは多くもらってるんやろ』と言われていた」と回顧。

一方で、「芸人が集う居酒屋・たこしげのマスターが『アイツがお前の悪口を言ってたで』と、俺に言わんでええのに報告してくんねん(笑)」と笑い話に変えた。

また、心斎橋筋2丁目劇場の元支配人である比企啓之さんは、当時の大阪の若手芸人たちは“2つの劇場”で二分していたことを証言。「心斎橋筋2丁目劇場」と「うめだ花月」という2つの劇場をめぐって勃発した“とある事件”を再現ドラマで紹介した。

ある日、ジュニア率いる“2丁目劇場軍団”と、お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史率いる“うめだ花月軍団”は、大阪・心斎橋の戎橋で遭遇。ジュニアは「これはこれは、うめだ花月の皆さん」と呼び止めると、「こんなところで会うのも何かの縁ですから、“お笑いストリートファイト”でもやりましょか?」と面白さを競う勝負を仕掛ける。藤本は「何言うてんねん!やめようや!」とその場を回避し、立ち去るまでのわずか2分間は、“お笑いストリートファイト事件”として、大阪芸人たちの間で語り継がれることとなった。

番組内では、その場に居合わせた芸人たちが当時の様子を証言。藤本は「ジュニアら“2丁目劇場軍団”を橋の向こうで見かけた時から嫌な予感がしていた。本当は引き返したかったけど、後輩がいる手前、そんな姿を見せられなかった」と悔やんだ上で、「芸人たちの間では『ジュニアと飲みに行ったら、大喜利対決をさせられる』と噂になっていた。そんなジュニア相手に、やる前から“負け”を確信していたから、必死に誘いを断ってしまった」と告白した。

また、固唾を飲んで見守る芸人たちの中、“うめだ花月軍団”の小籔千豊だけは「やりましょうや!」と意気込んでいたことを明かした上で、「俺が断った後、小籔は蔑んだ目で『先輩、情けないっすわ』と言ってきた。確かに、後輩に情けない姿を見せた。かき消したい過去ですね」と肩を落とした。

また、“うめだ花月軍団”の土肥ポン太は「ジュニアさんはホンマにお笑いが好きで、仕掛けてきている感じがした」と振り返った上で、「立ち去った後も、藤本さんはとにかくビビっていて、1時間くらい喋らなかった(笑)」と暴露。

さらには、ジュニアも当時を振り返り、「フジモンも『オモロそうやな!』と返してくれると思っていたから、『誰が大喜利やって、誰がモノマネで…』と考えていた」と本気で勝負を仕掛けていたことを激白。そのきっかけは「当時は仲間たちと大喜利対決ばかりしていたから、つい…」と話し、頭をかいた。

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