“アリの交尾”が原因で、ドイツのある村のインターネットがダウンした。ドイツ西部ヴァルテンブルク近郊の村にある、地元の通信プロバイダーの分電箱を、アリたちが“愛の巣”にしていたという。

アリは交尾することで、薄い酸を放出、それがケーブルと回路基板を腐食させたことで、村人たちは電話もネットも繋がらない1週間を過ごすことになったそうだ。
同地に住むマンフレッド・ウォールさんは地元紙TAG24にこう話す。
「大惨事でしたよ!全地域が一網打尽でした」
一方、昆虫専門家のマティアス・ナス氏は「若いアリたちが分電箱を巣にしたのは、それをほら穴と勘違いしたからです」と分析した。
アリたちの乱痴気騒ぎは駆除業者によって収まったものの、その場しのぎとなる可能性が高いようで、プロバイダーのテレコムには今年になってすでにアリの侵入による通信ダウンが5件も報告されている。