NSC東京24期卒業・芸歴5年目のピン芸人、おばあちゃん（76歳）が、オーディションを勝ち上がり、神保町よしもと漫才劇場に所属することが決定した。

おばあちゃんのネタは主に漫談だが、ネタのみならず、おばあちゃんという存在が若手芸人の劇場にあるという新たな笑いを生み出している。

また、芸人を目指すまでのおばあちゃんの人生も、30代で乳がん経験・47歳での大学入学・兄の介護など非常に波乱万丈。何歳からでも新たな挑戦ができるということを身をもって体現している。

おばあちゃんは、今回の劇場所属決定について「おばあちゃんで76歳の後期高齢者です。毎日元気で平凡に暮らせたらいい、嫌なことは考えない、楽しいことを考えて暮らし幾つになっても好奇心と笑顔でいたい。若い人の力もお借りして感謝を忘れず生きていきたいと思っております」とコメントを寄せている。


☆おばあちゃん 経歴

1985年（38歳）乳がん手術、ステージ4
1986年（39歳）術後1年後、卵巣に転移
1992年（45歳）子宮に転移、父が胃がんにて他界
1994年（47歳）放送大学教育学部生活と福祉科 入学
放送大学・坂井豊子教授、文化大学・田村照子教授等のもと、
「乳がん手術後の発刊と下着について」の卒業論文をまとめる
1998年（51歳）日本化成学会第50回大会・研究発表で「乳がん手術経験者の術語症状とブラジャー等の着用に関する実態調査」＆「乳房切除者のブラジャー内微気候の変動」を発表
2002年（55歳）58歳の兄が難病により失明、以来介護を続けている
2018年（71歳）東京NSC24期生として入学
2019年（72歳）吉本興業よりプロデビュー