ティナ・ターナー「愛の魔力」など米チャート席巻

2023/05/27 06:54 Written by Narinari.com編集部

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ティナ・ターナーの「愛の魔力」が、米iTunesのチャートでトップに輝いた。5月24日に83歳で死去したティナ。その後、楽曲の再生回数が軒並み上がっており、同チャートのトップ10に8曲入り、さらに「オール・ザ・ベスト」「シンプリー・ザ・ベスト」「プライヴェート・ダンサー」といった作品がiTunesアルバムチャートのトップ3を独占する結果となった。

また、ミュージックビデオも人気が再燃、「愛の魔力」「プライヴェート・ダンサー」、そして映画「マッドマックス/サンダードーム」のテーマ曲「孤独のヒーロー」がiTunesで最も再生されたMV3本となった。ちなみにAmazonなど他の配信プラットフォームでも再生回数が急上昇している状況となっている。

今回トップを飾った「愛の魔力」は1984年リリースのアルバム「プライヴェート・ダンサー」からの3rdシングルで、当時米ビルボード100でトップに、1993年の伝記映画(邦題『TINA ティナ』)にも同曲の原題となる「What's Love Got to do With It」が使用されていた。同映画ではティナをアンジェラ・バセット、音楽パートナーで夫でもあったアイク・ターナーをローレンス・フィッシュバーンが演じている。

ティナの死因に関しては、担当広報が「自然死」と発表、長い闘病生活の後、スイスのチューリッヒ近郊キュスナハトの自宅で永眠したことが伝えられていた。

一方、亡くなる2年前のドキュメンタリーで自身の肉体的、精神的健康について口にしていたティナは、結婚生活を通してアイクから受けたドメスティック・バイオレンスにより心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたことを告白。また、音楽プロデューサーのアーウィン・バッハと2013年に結婚して3か月で脳卒中を起こしていたほか、腸がんも患い、さらに2017年には腎不全と診断されるも、アーウィンから腎臓1つを提供されていた。

4人の子供がいたティナ(※そのうち2人はティナより先に死去)は、グラミー賞はノミネート25回、受賞8回、さらに功労賞を3度獲得。最後のスタジアムコンサートは2009年の英シェフィールド公演となっていた。

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