クリス・プラット（43歳）は、前職の訪問販売員の際に“拒絶時の対処法”を学んだことが、ハリウッドで役に立ったという。批判に対処する自分を皮膚の厚いサイに例えたクリスは、クーポン券を売るという初期のキャリアが、エンターテインメント業界の熾烈な世界での生き残りに一役買っているそうだ。

ニューヨーク・ポスト紙に、クリスはこう語る。

「何事にも対処する方法。サイのように頭を下げ、前進し続け、厚い皮膚で（図々しく）、邪魔をする人がいたら、そいつに角を突き立てるんだ！」
「拒絶に関して、私は約25年前に訪問販売というるつぼで鍛えられた。だから、私を追い返すことはできないし、私たちを止めることはできない」
「それはとても大変な仕事で、俳優やオーディションと似ているんだ。1つの『イエス』を得るために9つの『ノー』を集めることになる。オーディションは、出かけて行って誰かに『ノー』と言われることが殆どな世界だから」

そんな過去の営業マン生活についてクリスは以前、ヴァニティ・フェア誌のインタビューで、こう明かしてもいた。

「オイル交換やスパへの旅行などのクーポンを売っていたんだ。私はそれが得意だった。だから、その仕事は俳優になるための自分に完璧に計画されていたように感じる。だから神や神聖なものを私は信じているんだ。ハリウッドでは拒絶について多くが語られるけど、僕からしたら『冗談だろ。オーディションで誰かに犬をけしかけられた事があるか？』いう感じさ」