お笑いコンビ・ウエストランドの河本太（39歳）が、5月5日に放送されたバラエティ番組「ヒロシのひとりキャンプのすすめ」（KAB熊本朝日放送）に出演。昨年の「M-1グランプリ2022」優勝で手にした賞金について「もらってないです」と語った。

お笑い芸人のヒロシが、ソロキャンパー集団「焚火会」の仲間たちと共に自由にキャンプを行う同番組。河本は「焚火会」のメンバーで、「テントサウナ早あたため選手権」で優勝し、日本チャンピオンになったこともある。

今回、火起こしをしながらいろいろな話をする中で、ヒロシから「だいたいインタビュー受けたらさ、『優勝賞金、何使いますか？』って聞かれるじゃん。なんて答えたの？」と質問を受けた河本は、「いや、僕、賞金もらってないです」と回答。　　

ヒロシは「いやいやいや、だってM-1（の賞金）1000万円だったっけ？ その半分で500じゃん」と、コンビで折半して500万円は手にしたのではないかと問うと、河本は「お花とか、お祝いのお返しで、拡大鏡（ルーペ）みたいなの作らされた。お祝い返しで、150個。1個1万5000円」と話し、「それは会社がもってくれたんでしょ？」とさらに聞かれると、河本は「いやいや、（タイタンの太田光代社長が）『あなたたち出しなさい。領収書はあげるから』って。200万円」と、自腹でお返しをするのに相当な金額がかかったという。

作った拡大鏡は「新聞の字を見たり」するもので、「（自分たちの意思ではなく）社長が『拡大鏡がいいわね』って。蓋が時計になってるんですよ。パカパカ。絶対いらないでしょ。ちっちゃいの時計。この時計の字が見られるなら…このルーペ使うやつはこの時計の字が見えんだ」と、かなり不満げに語る。

そして「それが今年の年明けで、一番忙しいときで。マネージャーさんも『ちょっと家帰ってないんで、社長のほうでやってもらえますか？』（と言ってくれたが、太田社長は）『ダメよ、あなた。自分で選ぶんだから』って言って、銀座のデパートに連れて行かれて。拡大鏡が10個くらい並んでて、『どれがいい？』って。正直、全部一緒なんですよ。大きさがちょっと違ったり、蓋が時計になってなかったり。房がついてる、房の色が違うとか。で、（1個）7500円があった。（相方の）井口と『じゃあこれにするか』って、（太田社長が）『房の色がタイタンの色（黄色）じゃないわよね』。房が緑色だった。じゃあ連れてくんなよ！」と、やや怒り口調で不満を露わにした。

なお、河本は昨年の「M-1」優勝直後には、賞金は、手を付けてしまった娘の学資保険の補填にあてるなどと語っていた。