“介護バイト歴8年”EXITりんたろー。が異性介助の実情語る

2023/04/29 03:06 Written by Narinari.com編集部

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お笑いコンビ・EXITのりんたろー。(37歳)が、4月27日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。介護バイト歴8年の経験から、異性による介助の実状を語った。

番組はこの日、NHKハートネットの公式Twitterが「女性障がい者が男性から入浴や排せつ介助を受けることは単なる羞恥心の問題ではなく、尊厳の問題」という当事者の声を紹介したところ、「男性介護士への差別だ」などの意見が寄せられていることを紹介。慢性的な人手不足に苦しむ介護業界における、異性による介助について考えた。

8年ほど介護のアルバイトをしていた、番組MCを務めるりんたろー。は「大前提として、介助を必要とされる方の意思を1番尊重すべき」と強調した上で、「僕が女性の介助をできないことはあったし、女性スタッフが男性の介助をできないこともあった。一方で、『異性介助はダメ』と言ってもいられない現実も、残念ながらあった。お風呂の介助は技術が必要だし、たくさんの利用者が順番を待っているので、利用者の性別に合わせて介助するヘルパーを変えることはなかなかできない」と、現場で働いた実体験を告白。

そして「そもそも男性ヘルパーが少ないから、男性がいない日がある。そんな中で、利用者に我慢をしてもらいながら、なんとか回している状態だった。僕が働いていた8年前でも、すでにそんな状況だったから、今はもっと人手不足が進んでいるのでは?」とコメントした。

ゲスト出演した介護事業者は「今は、利用者にもスタッフにも苦労をかけている。ギリギリの状況。これ以上、ヘルパーの人員不足が加速すると、さらに厳しい状態になる。だけど、労働者人口も減っているので、介護の養成施設は縮小や廃止している」と窮状を訴えると、りんたろー。は「介護にテクノロジーを活用できるまでには時間がかかると思うので、外国人の方に手伝ってもらうしかないのでは? 言葉の問題など、また違う課題が浮かび上がってくることは百も承知だが、介護従事者の人数を増やしていくしかない」と解決策を話した。

また、相方の兼近大樹は、NHKが紹介した当事者の声に批判が集まっていることについて、「介護業界の人材不足から発展した悩みを発信しただけで、男性介護士を批判しているわけではない。それに、男性介護士たちの『傷ついた』という声があふれ返っているわけでもない。つまり、当事者じゃない人が変なところで盛り上がってる。考えるべき問題は人手不足のことだと思う」と苦言を呈した。

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