2022年の“YouTube動画再生数”年間ランキングトップ10

2022/12/17 01:57 Written by Narinari.com編集部

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YouTube分析ツール「Digital Creators(デジタルクリエイターズ)」を運営するアナライズログは12月16日、今年の“YouTube動画再生数”年間ランキングトップ10を発表した。

このランキングは、2022年1月1日〜12月7日にYouTubeで公開された本編動画の再生数をまとめたもの。企業公式チャンネル(ニュース)動画を除く、1分以上の動画を対象としている。

その結果、1位は「SEKAI NO OWARI」で、「Habit」のMVが1億再生回数を突破。2位は「Ado」。興行収入が180億円を突破し、全世界で人気を集めた映画「ONE PIECE FILM RED」の主題歌「新時代」がランクインし、さらに劇中歌の動画が4本(6、11、16、17位)ランクインしている。

映像作品主題歌・劇中歌はTOP20に合計14本ランクインしており、「ONE PIECE」や「SPY×FAMILY」などヒット作品が話題を集めた今年の特色が表れている。音楽・アニメ関連動画以外では、一人旅の様子を楽しむことができるチャンネル「Travel Alone Idea」が唯一のランクイン(3位:7904万再生)を果たしている。


☆SEKAI NO OWARI(1位)

SEKAI NO OWARIの「Habit」のMVが1位を獲得。「国内トッフ“トレント”動画ランキング」では、本作品を完全再現したヒカキンが1位を獲得しており、この楽曲が今年大きな人気を集めたことが伺える。

本楽曲は、映画「ホリック xxxHOLiC」の主題歌で、中毒性のあるリズムと強烈な歌詞、MVでのコミカルなダンスが注目を集めていた。TikTokなどのSNSを中心に大きな人気を博した。

楽曲タイトルである「Habit」の通り、人間が持つ分類したがる“習性”に対して、「自分で自分を分類するなよ、壊してみせろよその Bad Habit」と刺々しくも若者の背中を押す歌詞となっている。MVでは、教室でキレキレのダンスを見せるボーカル・Fukaseが印象的。この撮影のためにダンスレッスンに励んだという。中毒性の高いメロディーとコミカルなダンスが話題を呼んだ。




☆Ado(2、6位)

今年8月に公開され、国内外問わず大きな注目を集めた映画「ONE PIECE FILM RED」。その主題歌である「Ado」の「新時代」のMVが、映画公開に先駆けて6月に公開され、話題となった。

本楽曲を手掛けたのは、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどで知られる中田ヤスタカ。MVは映画とは異なる作画アニメーション映像となっており、アニメーターのhmngが手がけた。

劇中で歌姫として描かれる「ウタ」の歌唱シーンを全て務めたAdo。パワフルでソウルフルな歌声と、キャッチーで疾走感のある楽曲が「ONE PIECE」の壮大な世界観を連想させ、今年を代表する楽曲の一つとなった。



また、映画「ONE PIECE FILM RED」の劇中歌である「逆光」が6位にランクイン。本楽曲は、「東京フラッシュ」「踊り子」など、幅広いジャンルの音楽をコンスタントに生み出し、若い世代からの絶大な人気を誇るVaundyが担当。荒々しいロックなサウンドで、劇中のウタの葛藤を表しているような楽曲になっている。

「新時代」で見せた爽やかではつらつとした歌声とは一転、響く低音やがなりが印象的なAdoの声に魅了される。アニメーション映像は、イラスト・漫画家のso品が手がけている。




☆Travel Alone Idea(3位)

一人旅の様子を楽しむことができるチャンネル「Travel Alone Idea」。東京駅から島根県出雲市駅に向かう寝台列車「寝台特急サンライズ出雲瀬戸号」に乗っている動画が3位にランクインした。

一番安い個室のB寝台個室「ソロ」に宿泊。寝具やパジャマなど、部屋に設備されているものを細部まで説明。寝台の隣にある大きな窓ガラスから覗く景色が美しい。さらに、景色を楽しみながら食事できるラウンジへと向かい、夕食のために買った弁当を朝食として食べている。

12時間にもおよぶ長旅の末、出雲に到着すると、出雲大社へ向かい、名物「割子そば」を堪能。また、この動画は60言語もの字幕が設定されており、世界中から視聴された。




☆Official髭男dism(4位)

Official髭男dismの「ミックスナッツ」が4位にランクイン。本楽曲は人気アニメ「SPY×FAMILY」の主題歌。同作品のオープニングアニメ映像が、「国内トップトレンド動画ランキング」で9位にランクインしている。

「ミックスナッツ」はアニメの人気キャラクター・アーニャの大好物。本楽曲では、劇中で素性を偽りながら家族となるキャラクターたちの状況を、色々なナッツが共存する「ミックスナッツ」に喩えているほか、さまざまなメッセージが含まれた楽曲。深みのあるメッセージ性の強い歌詞とは裏腹に、ポップでキャッチーな疾走感のあるメロディーが印象的だ。

MV映像では、不思議な館で少女と家族が出会うハラハラドキドキとしたドタバタ劇が描かれている。

ポップなパーティーチューンで、コメディである本作品にマッチした明るくて賑やかな楽曲に。普段アクロバットやシンクロしたクールなダンスパフォーマンスが多い彼らだが、本作品ではこれまであまり見られなかった、どこかおどけたわちゃわちゃとした様子が楽しめる。

MV映像では、カラフルなセットと衣装に身を包んだ姿と、モノトーンを基調としたセットでスーツを着ている姿の2つが楽しめるポップな仕上がりになっている。




☆King Gnu official YouTube channel (5位)

King Gnuがリリースしたシングル「逆夢」のMVが5位にランクイン。本楽曲は、昨年12月24日に公開された映画「劇場版 呪術廻戦 0」のエンディングテーマ。このMVはバンドにとって初となる全編フィルム撮影の作品で、 監督は「PERIMETRON」のOSRINが務めた。

花や草木が生い茂るセットの中で、暖かな日差しを浴びて演奏する彼らの姿は非常に幻想的。ボーカル・井口理の透き通るハイトーンボイスと、ストリングスが合わさって、儚げな世界観を作り出している。




☆ぽにきゃん-Anime PONY CANYON(7位)

アニメ「進撃の巨人 The Final Season Part2」のオープニング映像がランクイン。主題歌を務めたのはSiM(シム)。オープニングテーマ「The Rumbling」は、ボーカル・MAHが原作を読み込み書き下ろしたもので、米ビルボード・ホットハードロックソングチャートにて首位を獲得しており、全世界で注目を集めた。アニメ公式サイトでは、MAHが次のようにコメントを残している。

「今回オープニングテーマ曲を担当させて頂いた『進撃の巨人』というのは、これまで生み出されてきた名曲の数々とともに既に世界観の完成された作品。最大限の愛とリスペクトを込め、ある種の伝統・系譜を受け継ぎながらも、SiMならではのアプローチで新世界を提示できたのではないかと思います。歌詞も含めて作品のファンの皆様に楽しんで頂ければ幸いです」




☆Stray Kids Japan Official Youtube(8位)

TWICEやNiziUが所属するJYPエンターテイメントの人気ボーイズグループ・Stray Kids。彼らがリリースした日本2ndミニアルバム「CIRCUS」のリード曲「CIRCUS」のMVがランクインした。

Stray Kids内のユニット・3RACHA(スリーラチャ)のバンチャン、チャンビン、ハンが作詞・作曲・プロデュースを手がけている。

タイトルどおり“サーカス”をテーマにしたダンスナンバーに、中毒性のあるフレーズとビート印象的な楽曲。MVでは、まるで実際のサーカスのようなセットで、ピエロのようなメイクを施したメンバーがパフォーマンスしており、遊び心溢れる映像となっている。




☆ヒグチアイ Ai Higuchi Official YouTube Channel(9位)

アニメ「進撃の巨人 The Final Season Part2」のエンディングテーマとしてリリースされたヒグチアイの「悪魔の子」。「進撃の巨人」とコラボした“アニメスペシャルVer.”のMVがランクインした。

オーケストラを主体としたバック演奏と、ヒグチアイの伸びやかな歌声が、アニメの壮大な世界観を思わせる楽曲となっている。

「世界は残酷だ それでも君を愛すよ」というサビの印象的なフレーズは、一度聴いたら頭から離れない強烈なインパクトを残している。




☆MAPPA CHANNEL(10位)

10月11日から放送が開始したアニメ「チェンソーマン」のノンクレジットオープニング映像がランクイン。本動画は、公開された週の週間ランキングでは1位を獲得しており、10月度月間ランキングでは2位にランクインしている。

歌は米津玄師が担当しており、編曲にはKing Gnu・常田大希が携わった。

ベースの重厚感あふれるフレーズから始まり、サビに向けてエッジの効いた声で駆け上がっていく感覚が癖になる楽曲だ。



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