アクセル・ローズの“伝統芸”、流血事故受け封印へ

2022/12/06 12:24 Written by Narinari.com編集部

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アクセル・ローズ(60歳)が、30年にわたり続けてきた、ライブの最後にマイクをファンに向かって投げるパフォーマンスを中止する。先週オーストラリアのアデレードで開催されたガンズ・アンド・ローゼズのライブで、アクセルが投げたマイクで観客の女性が流血、負傷する事態となっていた。

12月3日、アクセルはこう発表していた。

「アデレードでファンがケガをしたことを聞いたよ。俺がライブの最後にいつもやるファンに向かって投げたマイクが当たってしまったらしいんだ」
「真実なら俺たちはショーがどこであれ、誰にもそんな形で怪我して欲しいとは決して思わない」
「俺たちのショーの最後にマイクを投げるのを30年以上続けてきて、それはパフォーマンス終了間際にファンたちが求めるもので、彼らがマイクを受け取る機会として受け止めてきた」
「だけど、公共の安全のため、これからは俺たちのパフォーマンス中にマイクや何かを放ることを控えるよ。残念なことに、この話題に関して、事実からかけ離れ、ネガティブで無責任なやり方で好き勝手に報道する人間がいる。世間やもちろんファンの人々にはこういった事が時に起こり得ることは分かって欲しいと思う。理解してくれる皆に深く感謝する」

ちなみにその模様を捉えた動画の中で、アクセルから投げられたマイクにファンたちが殺到後、レベッカ・ハウさんの顔に当たる様子が確認できる。

ハウさんは地元メディアのアデレード・アドバタイザーにこう話していた。

「大乱闘が起き、ある男性がマイクを奪い、それを掲げ『取った、取ったぞ』と言っていました。その間、私は平常を保とうとしていました」
「非番だった警察官がショック状態で過呼吸になっていた私を脇にやってくれました。私は頭の中で、『どうしよう。私の顔が陥没してしまった』と思っていました。顔面から血が滴り落ちてきたのです」

負傷したハウさんの写真からは、目の下の大きなアザ、鼻にできた2つの切り傷が確認できる。

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