アマゾン創業者のベゾス氏、財産17兆円のほとんどを寄付へ

2022/11/16 03:44 Written by Narinari.com編集部

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アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏(58歳)が、自身の1240億ドル(約17兆2600億円)の財産のほとんどを生前寄付すると宣言した。ベゾス氏は、気候変動対策や、社会的政治的な深い分裂に世界が直面している現状を踏まえ、「人類を一つにする」活動に自らの財を使って行く意向を明らかにしている。

航空宇宙企業ブルーオリジンも創立し、世界で4番目の富豪と言われるベゾス氏は、CNNのインタビューで、生前に自らの財を寄付するつもりかと質問され「そうですね」と回答。パートナーのローレン・サンチェス氏と共に「この財産を寄付できるキャパシティを築いているところ」と続けた。

寄付の仕方を検討中だというベゾス氏は「簡単ではありません。アマゾンを築くことも簡単ではありませんでした。大いなる努力と、とても頭の良いチームメイト、働き者のチームメイトが必要でした。そして私もローレンもチャリティや社会奉仕事業は、とても似ていることに気付きました」と説明した。

2019年にマッケンジー・スコット氏と離婚した際には、380億ドル(約5兆3000億円)をスコット氏に支払ったベゾス氏。スコット氏はその中からこれまでに120億ドル(約1兆7000億円)を非営利団体に寄付している。

すでにベゾス氏とサンチェス氏は、ベゾス・アース・ファンド通して10年間で100億ドル(約1兆4000億円)を環境問題に関する事業に寄付することを宣言しているほか、先週末にカントリー歌手のドリー・パートンにベゾス・カレッジ・アンド・シビリティ・アワードを授与した際には、ドリーの選ぶ慈善活動に1億ドル(約139億円)の寄付を贈ることを明らかにしていた。

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