「キャラメルコーンアイスバー」開発の苦労、難しかったのは…

2022/11/15 17:42 Written by Narinari.com編集部

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森永乳業は11月22日から、東ハトの「キャラメルコーン」とコラボした「キャラメルコーンアイスバー」をコンビニ先行で数量限定発売する(※全国では2023年1月9日より数量限定発売)。価格は150円(税込み)。発売を前に、東ハトマーケティング本部大洞さん、森永乳業冷菓事業マーケティング部 今村さんに話を聞いた。

「キャラメルコーンアイスバー」は赤いパッケージの定番のお菓子「キャラメルコーン」をイメージしたバーアイス。「キャラメルコーン」は1971年に誕生し、50年以上も愛され続ける優しいおいしさのスイートスナックだが、食感に特長のあるスナック菓子をアイスに変身させるなかで、どのような苦労があったのだろうか。


質問:苦労したポイントを教えてください。

東ハト 大洞さん:今回、森永乳業さんから「キャラメルコーンアイスバー」の開発のお声掛けをいただいた時、「キャラメルコーン」のふんわりサクサクの食感、すうっととけてミルクキャラメルの香りが口いっぱいに広がる優しいその商品特長を踏まえて開発いただけないかというお話しをしました。

森永乳業 今村さん:東ハトさんの想いをうけ、アイスでお菓子のおいしさをどこまで再現できるのか、試行錯誤を繰り返しました。ロングセラーの商品なので、お菓子のファンの方々の期待を裏切らないように開発メンバーとキャラメルコーンのおいしさを構成する「コーンパフ」「キャラメル」「ローストピーナッツ」を分析し、黄金比を探し求めていったのですが…これがとても難しかったです。

東ハト 大洞さん:そうなんです。ミルクキャラメルの甘さと塩気のあるローストピーナッツによる塩味・香りが混然一体となった『いい塩梅』がキャラメルコーンのおいしさのポイントなんです。何パターンも試作いただき、ベストバランスを探っていただきました。

森永乳業 今村さん:お菓子として大事にされていることはアイスでも大事にしたいと思い、ここは本当にこだわりました。甘味寄り、塩味寄りなど様々な方向性にトライしました。すうっととけるキャラメルコーンの食感を表現するために、一般的なバーアイスよりも、形状をしっかり維持しながらも固くなりすぎず、くちどけの良い食感になるようにしています。


質問:パッケージも「あ!キャラメルコーンだ」と一目でわかるデザインですね。

東ハト 大洞さん:キャラメルコーンは、パッケージ全体がキャラクター化しているのが特長です。キャラメルコーンくんの表情の豊かさとおいしそうなアイスのシズル感のどちらも成立させ、いかに融合させるかという点には苦労されたのではないかと思います。

森永乳業 今村さん:まさにそのとおりで、案として3つお渡しし、そこから細部を詰めたのですが、キャラメルコーンよりも小さいパッケージの中で、キャラメルコーンくんが動き出しそうな世界観を保つこと、一目見て「キャラメルコーンのアイスだ!」とわかるようにするのは思った以上に大変でした。


質問:完成したアイスを食べてみていかがでしたか? 

東ハト 大洞さん:「キャラメルコーン」のおいしさをしっかり踏まえながらも、スナック菓子とは異なる新しいブランド価値を創造した商品に仕上がったと思いました。くちどけ、甘味と塩味、ピーナッツの香りというキャラメルコーンのおいしさを構成する要素は活かしていただきつつ、森永乳業さんの持っているアイスクリームの技術・品質によってキャラメルコーンの新しいおいしさの扉が開いたのではないかと思います。「キャラメルコーン」のファンの方にも気に入っていただければ嬉しいです。

森永乳業 今村さん:「キャラメルコーン」のおいしさ・世界観を、味わいやパッケージを含めた商品全体でしっかり表現できたと自負しています。幅広い世代の方に楽しんでいただける商品になりました。ぜひさまざまな方にお手に取っていただき、アイスになったキャラメルコーンをお楽しみください。

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