ティム・バートン監督“ディズニーとの仕事は終わり”示唆

2022/10/31 07:28 Written by Narinari.com編集部

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ティム・バートン監督(64歳)は、ディズニーがヒーロー映画や「スター・ウォーズ」などのシリーズものを優先していることを残念に思っているという。

バートン監督は、リヨンのリュミエール映画祭で次のように語った。

「たいへん均質化されていてまとまっていて、多様なものを受け入れる余地が少なくなっている」
「1つのユニバースにしか対応できないよ。マルチユニバースは私には無理だ」

「マーズ・アタック!」や「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」などを手がけてきたバートン監督は、1980年代にアニメ制作者としてキャリアをスタートさせたディズニーでの仕事を振り返り、2019年に実写化された「ダンボ」が同スタジオとの最後のプロジェクトになりそうだとして、「私のキャリアはディズニーから始まって、何度も雇われたり辞めたりを繰り返したんだ」「『ダンボ』で、ディズニーと仕事をする時代は終わった。ダンボは私だって気づいたんだ。恐ろしい大サーカスの中で働いていて、そこから逃げる必要があった。ある意味で『ダンボ』は自伝的な映画になった」と続けた。

また、1988年に公開された自身の映画「ビートルジュース」の続編製作に関する報道については、「そうかもね」「実際に撮影に入るまでは映画を作るかどうかはわからない。発表を先にするのではなく、再度ルーツに戻って種から発芽し成長していきたい」「アイデアをいま練っているところで、まだ始まったばかりだ。どうかな?答えになってないか」と話している。

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