インスタ&Twitter制限されたカニエ、“SNSごと”買収

2022/10/19 03:59 Written by Narinari.com編集部

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カニエ・ウェスト(45歳)が、フリースピーチのプラットフォーム、Parler(パーラー)を買収する。現在、反ユダヤ主義の発言をしたことでインスタグラムやツイッターで制限を受けているカニエことイェだが、自由な言論ができる場所が必要だとして、「保守的な意見が物議をかもす世界で、俺達は自由に自己表現をする権利があることを確認するべきだ」と声明を発表した。

一方、同SNSの親会社パールメント・テクノロジーズは、カニエとの契約が同意に至ったと声明を発表。ジョージ・ファーマーCEOはこう話している。

「今回の契約は世界を変えるものとなります。フリースピーチと呼ばれるものの定義が変わります」
「イェはフリースピーチに関するメディアスペースに画期的な変化を起こします。これ以上ソーシャル・メディアからの削除を恐れる必要はなくなることでしょう。再度言わせてもらうなら、イェは遺物のメディアの物語の一歩先を行っていることを証明したのです。パールメントは彼の目標への助力を名誉と感じることでしょう」

同声明は両者が最終合意に向かっているとして、今年の第4四半期に契約が締結される予定だと続けた。

契約内容の中にはパールメントからのテクニカルサポート及びプライベートクラウドとデータセンター・インフラストラクチャーを通したクラウドサービスの使用が含まれている。昨年アメリカ連邦議会議事堂での暴動を受けて禁止された後、グーグル・プレイに先月復帰したばかりの同SNSだが、カニエは既にユーザーとして活用していることで知られている。

「表現の自由、民間の議論、ユーザーのプライバシーを掲げる中立な視点のSNSアプリ」と謳われた同SNSは、かつてドナルド・トランプ前米大統領がツイッターで禁止を受けた後の新たなホームになると予想されたが、トランプ氏は自身のプラットフォーム、トゥルース・ソーシャルを代わりに立ち上げていた。

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