「ジェシカおばさんの事件簿」アンジェラ・ランズベリー死去

2022/10/13 00:13 Written by Narinari.com編集部

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アンジェラ・ランズベリーが10月11日、死去した。96歳だった。

遺族はこう声明を発表している。

「アンジェラ・ランズベリーの子供達は悲しみの中、母親が本日10月11日午前1時30分にロサンゼルスの自宅で眠りの中、安らかに息を引き取ったことをお伝えします。97歳の誕生日の5日前でした」

ロンドン生まれのアンジェラは、長年のキャリアを通し5度のトニー賞や名誉アカデミー賞など数々の賞を受賞した。

1940年代にロンドン大空襲から逃れるためアメリカに移住、ニューヨークの演劇学校で演技を学んだ後、1944年にMGMと契約、心理スリラー作「ガス燈」ではシャルル・ボワイエやイングリッド・バーグマン、ジョセフ・コットンらと共演、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。また、「ドリアン・グレイの肖像」でもアカデミー賞にノミネートされたほか、ゴールデン・グローブ賞では受賞を果たした。

アンジェラが本格的にブレイクしたのは舞台で、1966年のブロードウェイミュージカル「メイム」では初のトニー賞に輝いたほか、「ジプシー」「スウィーニー・トッド」といったミュージカルにも出演した。

このような成功を収めたアンジェラだが、最も知られている役は、テレビドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」で演じたアマチュア探偵ジェシカ・フレッチャー役だろう。大ヒットとなった同ドラマは、1984年から1996年まで12シーズン放送され、ピーク時には週3000万人以上の視聴者を記録した。

そんなジェシカは1996年にテレビの殿堂入りを果たした一方、2014年にはエリザベス女王からデイムの称号を授与されている。

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