香取慎吾、連ドラ「未成年」撮影地の想い出を語る

2022/10/02 13:31 Written by Narinari.com編集部

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俳優の香取慎吾(45歳)が、9月28日に放送されたバラエティ番組「ふくしまSHOW」(TUFテレビユー福島)に出演。連続ドラマ「未成年」(TBS系/1995年)の想い出を語った。

番組はこの日、福島・奥会津の金山町を特集。同町は1995年11月、「未成年」のクライマックスシーン(※香取といしだ壱成が学校の校舎に立て籠もるシーン)が撮影された地で、廃校になった金山町立本名小学校を舞台に、機動隊に扮するエキストラとして町役場の職員や建設会社の社員たちが大勢参加するなど、地元住民が全面的に協力した。

特集の中、VTRで登場して「未成年」に関するインタビューに答えた香取は、「街の皆さんもそうだけど、僕らも錯覚するくらいの規模だったんですよね。恐怖…もう。何もない山の中なのに、ヘリがいて、中継車がいて、これ、どんな規模なんだ、みたいな。『あれ、俺たち本当に捕まるの?』みたいな」と当時の撮影を振り返り、金山町について「作品としても、自分にとって大きな作品だし、そのドラマの最後を飾る場所として忘れられない場所ですね」と語る。

エキストラで参加した金山町の人たちについては、「町役場の人ではない、もはや。建設会社の人の目じゃない。機動隊の目になって(笑)。盾みたいなのでバーーン!って。僕もね、芝居なんですけど、もう芝居を超えた…本当に身を守らないと、やられてしまう(笑)」「突き飛ばされたりするところが、非常に怖かった」「もう皆さん、目が血走ってるんだもの(笑)」と、当時18歳の香取にとって忘れられないシーンの撮影になったという。

また、クライマックスシーンの舞台となった学校の雰囲気については「すごい覚えてる。(いしだ)壱成くんがピアノ弾けるんですよ。(撮影の)合間に壱成くんと周りをプラプラ散歩して。そしたら体育館みたいなところにピアノがあって。壱成くんが『わー!』って言って走り出して。(ピアノを)ガバッてあけて、ウワーッて弾き始めたんです。『カッコいい…』と思って。『絶対オレもピアノ弾けるようになるんだ』って、そのときに心に誓い、いまだに一切弾けません(笑)」と笑う。

撮影は1週間におよび、キャストは町内の温泉旅館に合宿スタイルで宿泊していたそう。香取は「ドラマの役柄とほぼ同じような、撮影以外の時間も皆で過ごしてたと思うんで、すごい印象深い。布団敷いたところで寝る、寝ないでワイワイしてると、プロデューサーの方とかがガラン!って(扉を開けて)来て。『いい加減に寝ろ!』。そしたら寝たフリして。修学旅行生みたいな。そんな感じの生活で。でもそれも楽しいんですよね」と、いしだのほか、共演した反町隆史らとの楽しい想い出を回顧。

そして「この町で、町の皆さんとキャスト、スタッフと。それこそ、そのドラマの最後を盛り上げるシーンを撮っているのに、そんな中、時折僕だけ(東京に仕事で)戻らなくちゃいけない。でも帰ってきたときに安心して。車から降りるときの旅館の入口の階段で、虫の声とか、星とか、東京から夜中に着いても、車降りてもすぐに入るというか、一瞬そこで寒さも感じながら、空気吸って、空見て、虫の音聞いて、旅館に入っていくのをすごい覚えてる」と懐かしそうに振り返った。

最後は「歳を重ねて、いろんな経験が今の自分を作ってくれているって最近思うんですけど、そんな中の大きなひとつですね。金山町での『未成年』の撮影は、大きな経験のひとつだと思う」と、現地へ思いを馳せた。

野島伸司が脚本を手掛けた「未成年」は、いしだ壱成、香取慎吾のほか、反町隆史、河相我聞、北原雅樹、桜井幸子、遠野凪子、浜崎あゆみらが出演。平均視聴率は20.0%、最高視聴率は23.2%を記録した。



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