“行列ができるおにぎり屋さん”として知られる、東京・大塚の「おにぎりぼんご」が、現店舗を9月10日に閉店し、10月10日に移転オープンすると発表した。

1960年、山手線の大塚駅前で創業した「おにぎりぼんご」は、駅前再開発に伴い、2000年に現在の場所（豊島区北大塚2丁目26-3）に移転。近年はさまざまなメディアに取り上げられ人気が高まり、入店待ちの行列が、車の行き交う交差点まで伸びることも多くなっていた。

同時期、地元不動産会社である山口不動産が近隣に所有する、2階建て住宅が空き家に。「お客様へのおもてなしを通じて大塚を盛り上げたい」というぼんご店主の想いと、「大塚に魅力的な場を提供したい」という山口不動産の想いとが合致し、この住宅を店舗に改築、移転することが決定した。

「おにぎりぼんご」がこだわってきたのは、握りたてのおにぎりを温かいまま提供できる、寿司店のようなカウンタースタイル。新店舗は、既存店が抱えていた問題を解消しながら、カウンタースタイルと昔ながらの内装が持つ雰囲気を、できる限りそのまま再現することに徹底的にこだわっているという。新店舗の住所は東京都豊島区北大塚2丁目27-5 1F、営業時間は11時30分〜23時00分（定休日：日曜）。