育児中のママパパ8割「授乳室の利用で困ったことある」

2022/08/05 15:34 Written by Narinari.com編集部

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ベビー用品製造・販売をはじめ、乳幼児の育児にまつわる様々な事業を手掛けるピジョンは、育児中のママパパが抱える課題について調査を実施。その結果を公表した。

ピジョンが実施した「授乳室の利用に関するアンケート調査」(生後0〜17か月の子供を持つママとパパ。有効回答数:370)によると、授乳室を利用したことがあるママとパパの約8割弱(78.1%)が「外出先での授乳、授乳室の利用で困ったことがある」と回答。

その内容としては「授乳室や授乳に適した場所が見つからない」(56.4%)、「授乳姿勢が取りにくく授乳がしにくい」(54.7%)が上位にあがる結果となった。また、「パパと赤ちゃんが2人の時に授乳できる場所がない」という声も25.5%にあがり、新たな授乳室の課題がうかがえる。

さらに、「さく乳」と授乳室の関係性を調べるために、「『外出時の授乳・さく乳』に関するアンケート調査」(回答:652件)を実施。「さく乳目的での授乳室利用」について質問したところ、「ある」と回答した人は27.1%と低い一方、「外出先でさく乳ができる場所がなくて困った」割合(よくある、たまにある)は53%に。つまり、外出先でさく乳をしたいものの、適切な場所がないと感じているママが多いということが分かった。

また、さく乳もできたり、パパも使えたりする授乳室に関して、「必要だと思う」(62.6%)、「まあ必要だと思う」(26.2%)を合わせると、88.8%と9割近いママが「さく乳もできる」「パパも使える」授乳室が必要だと感じているようだ。

こうした結果を受けて、ピジョンは2022年7月より、Trimが提供する設置型ベビーケアルーム「mamaro」(ママロ)と、外出時の授乳やさく乳をよりしやすい環境づくりをする新たな取り組みを、夏休みで多くの家族が訪れる施設「DNPプラザ」(東京都・市ヶ谷)内にてスタート。授乳クッションの提供や、授乳室の新しい在り方を提案するポスターの設置、母乳パッドの無償提供などを行っている。

また、この取り組みは8月上旬以降、新宿マルイメン6階「mamaro」(10月末まで)、八景島シーパラダイス内「mamaro」(8月10日頃まで)、流山おおたかの森S・C 本館2階「mamaro」(8月末まで)でも実施していく。



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