エアロスミスのジョー・ペリーは、キッスのジーン・シモンズが長年言い続けてきた「ロックは死んだ」という意見に同意しないという。

ジーンは2014年に「ロックは死んだ」と断言、今も同じ意見である一方、ジョーはヒットチャートでは振るわなくとも「継続して」大きなステージでヘッドライナーを務める新しいロックバンドはたくさんあると指摘する。
VW Musicのアンドリュー・デイリーとのインタビューで、ジョーはこう語っている。
「いや、全くそんなことはない…いくつかの偉大なロックバンドも継続している」
「彼らは凄いと思う。そしてロック・ギターを弾いたり、そういった音楽を演奏したいと思っている奴はたくさんいる。問題は、それを聴くファンの数が少ないから、目立った成功を収めていないということ。でもファンになる人たちはまだいる」
「ビルボードのチャートのトップやポップ・チャートの上位にいるのとは違うけど、60年後半もそんな感じだったね。僕が好きなロック曲は、グラミー賞にも選ばれなかったし、過度に商業的なところもなかった」
「つまり、『ザ・フー』が小さなクラブで『トミー』を演奏しているのを見たんだ。たかがクラブだったけど、それを聴きたい満員のファンがそこにいたんだ。今も同じことさ。そういうファンがいるからこそ、本当に音楽は生かされている」
今年4月、ジーンはナップスターなどの音楽ファイル共有ソフトがロック音楽を殺したと話していた。
「ファンは、無料でダウンロードやファイル共有したりして、自分たちの愛していたものを殺してしまったんだ」
また昨年には、ブラック・サバスのトニー・アイオミが「ロックが死ぬとは思わない。それは何年も前から言われていることだ」と発言、ジョーと同様の意見を明らかにしていた。