益若つばさ、変わる“ジェンダー表現”に私見

2022/05/07 03:39 Written by Narinari.com編集部

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モデルでタレントの益若つばさ(36歳)が、5月4日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。“ジェンダー表現”について「NGを増やすことは多様性とは違う」と自身の見解を述べた。

番組はこの日、「美しすぎるアスリート」や「女性ならではの繊細さ」など、過剰に外見を強調することや性別によって役割を決めるような“ジェンダー表現”について特集。このような表現をアップデートするために必要なことを考えた。

番組MCを務める益若は「私たちが当たり前のように使ってきた言葉によって傷ついている方がいたと思うので、表現のアップデートをみんなで考えることは大切だと思う」とした上で、「『これは言ってはいけない』と言葉のNGを作り過ぎてしまうことは、“多様性”とは少し違うのではないか。例えば、私自身は『女らしい』という言葉が好き。でも『女らしくなりたい』と言ったら『そんな言葉使っちゃダメだよ』となるかもしれない。そうなったときに、自分の個性はどうなってしまうんだろう?」と疑問を投げかけた。

その上で「『この言葉は使わない』と言葉を減らすのではなくて、選択肢を増やしてみてはどうだろうか?」と提案した。

さらに、「美しすぎる○○」などの表現について議論が及ぶと、フリーアナウンサーの柴田阿弥は「所属しているセント・フォースが『原色美人キャスター大図鑑2022』というタイトルの写真集を発売した。これはジェンダー表現でもルッキズムでもなく、事務所のブランディングで『美人なキャスターがいる事務所です』とやっているだけ。こういう自主的に名乗るケースもある一方で、容姿で判断される仕事ではない人に対して、第三者が勝手に“美しすぎる”と括るのは良くない。例えば、五輪になると“美しすぎるアスリート”“イケメンアスリート”という表現をよく見かける。こういうこととは切り分けないといけない」とコメントした。

益若も「私がSNSに投稿した写真をネットニュースに取り上げてもらうことがあるが、その見出しで『美しすぎる背中』と書かれると、自分でそう言っているわけではないのに『調子に乗っている』『背中を出すな』と叩かれてしまう。“〇〇すぎる”と過剰に表現することで、他人を刺激してしまうのでは?」と話した。

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