ダイアモンド☆ユカイ、“母の免許返納”苦悩を語る

2021/11/21 10:22 Written by Narinari.com編集部

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ミュージシャンでタレントのダイアモンド☆ユカイが、11月18日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。母親の“免許返納”について、苦悩を語った。

番組はこの日、高齢者ドライバーの運転免許の返納をテーマに進行。番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「親も車に乗っているので、どのタイミングで、どういう風に伝えたら理解してもらえるのか? と考える。そして、高齢者じゃなくても、車に乗った瞬間から危険と隣り合わせ。凶器に乗っているという意識を持たなきゃいけないのでは」と語った。

また、北海道出身のEXIT・兼近大樹は「車が必要な地域はあって、無いと生活が続けられなくなる。免許を返した後のサポートが進み、返納しても、車がなくても大丈夫という風潮が作れるのであれば、そのサポートをすることが大切」と自身の考えを話した。

2017年に90歳で亡くなった母親の生前、運転免許返納の説得を5年間続けたダイアモンド☆ユカイは、自身の経験を振り返り、「自分の母親が暴走事故を起こす夢をよく見ていた。免許返納させた方法は、母親が乗っていた車を修理すると取り上げて、売却をする騙し打ちだった。親を親だと思ってしまうと、心が痛くてできなかった。だけど、これしか方法はないというのが結論だった」と悲痛な面持ちで語った。

そんなダイアモンド☆ユカイの経験談を聞いたりんたろー。は「介護のバイトをやっていたので、高齢の人と接してきたが、高齢者って昔の記憶ほどクリアだと思った。昔の経験を話すときはいつも楽しそう。そして、ユカイさんの話を聞いて、プライドもあるのかな? と。生活に絶対必要というより、『私が運転できないわけないでしょ』というプライドのようなものを持っている印象を受けた。そういう方を説得する手段はあるのかな? と感じた」と、議論を通じて見えてきた課題を投げかけた。

最後に、ダイアモンド☆ユカイは「地域によって事情は人それぞれだし、年齢だけが基準ではないことは確かだが、ある程度の年齢に達した時に事故を起こすと、『高齢だから事故を起こした』と言われてしまう。免許返納を促すためには、返納した後のことをきちんとケアしないと、促すための理由付けができない」と語った。

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