さだまさし“ほぼソロコンサート4500回ぐらい記念公演”開催

2021/09/16 10:44 Written by Narinari.com編集部

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シンガーソングライターのさだまさしが9月15日、東京・有明の東京ガーデンシアターにて、前人未到の“ほぼソロコンサート4500回ぐらい記念公演”を開催した。

さだは1973年10月25日にグレープとしてシングル「雪の朝」でデビュー。その後「精霊流し」をはじめ数々のヒットを飛ばすも、1976年春にグレープを解散。同年10月19日長崎県長崎市NBCビデオホールにて初のソロコンサートを開催し、11月25日にシングル「線香花火」、アルバム「帰去来」を発表、本格的にソロ活動をスタートさせた。

以降1985年6月に1000回公演、1993年7月に2000回公演、2002年3月に3000回公演、2013年7月に4000回公演、と前人未到の記録を更新。この日“ほぼ4500回”と銘打ったのは、昨年コロナの影響で春スタート予定だった全国ツアーのスケジュールが約半年間延期となり、秋から感染症対策を万全に図り敢行したものの、この日迎えるはずだった4500回目が4494回目にずれてしまったことを受けてのさだならではのユーモアたっぷりのネーミング演出によるものだ。さらに、この日の公演は、そのネーミングにちなんでステージ演出もユーモア満載のものとなった。

開演ほぼ18時と謳った通り、開演時間よりも20分も早い17時40分頃に「ちょっとひとネタやっとこうと思って」とフラっとステージ上に登場したさだまさし。「今日は“ほぼソロコンサート4500回ぐらい記念公演”というタイトル。この(去年できたばかりの)新しいコンサートホールで4500回を迎えようと準備してきて、今日の公演が4500回に足りなくなった理由は去年コンサートを中止せざるを得なかった公演が6公演あったからなんだけど、だったらタイトルを変えてしまおう、ってことでこのタイトルで今日の日を迎えてます」と挨拶。

続いて「今度“アオハル 49.69”ってアルバムを出します。去年初めて暇な時間ってものを味わって(その時間に)“さだ丼”とこの作品を作ってました。10月25日で49年目の69歳。10月1日からは文化放送でレギュラー番組も始めます。そこではこのアルバムもたっぷり紹介していきます」とコメントし、10月27日発売のアルバムから「春夏秋冬」と「誰もいない海」をワンコーラスずつ弾き語り披露しオーディエンスを大いに沸かせた。まだまだしゃべり続けるさだを遮るように18時直前を知らせる開演のブザーが鳴ると「それではこの後はさだまさしさんの登場です」と舞台袖へひっこんださだ。そして改めてステージ衣装で登場、「北の国から〜遥かなる大地より〜」を皮切りに幕を開けた本編ステージは前説・アンコールとあわせて約2時間半にわたり無事終演を迎えた。

そんな全国ツアーは10月11日の福島県とうほう・みんなの文化センターで正式な4500回目を数え、12月7日・8日の愛知県日本特殊陶業市民会館までを予定している。

また、10月27日発売アルバム「アオハル 49.69」収録音源全16曲の一部音源視聴が、さだまさしオフィシャルレーベルサイトで先行スタートとなった。

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