“ハマーホラー映画のヒロイン”死去

2021/01/06 08:38 Written by Narinari.com編集部

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女優のバーバラ・シェリーが死去した。88歳だった。

1950年代から60年代にかけて、ハマー・フィルム・プロダクション製作の数々のホラー映画にヒロインとして出演したバーバラ。代表作には「凶人ドラキュラ」「妖女ゴーゴン」「白夜の陰獣」「宇宙からの侵略生物」などがある。ハマーホラー以外には、イギリスのSFドラマ「ドクター・フー」の1エピソードで5代目ドクター、ピーター・デイヴィソンと共演していた。

世界中のホラー映画ファンから悲しみの声が上がる中、バーバラのマネージャー、トーマス・ボイントン氏はこう追悼の言葉を述べた。

「正にハマーにおけるナンバーワンの主演女優で、ハマーのテクニカラー映画の女王でした。スクリーンの中の彼女はおとなしく邪悪でありました。彫刻のような美から動物的な野性まで表現するのです。ハマーのイベントやサイン会で常に人気の的であっただけではなく、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのステージにも立ちました」
「クリストファー・リーやピーター・カッシング、彼らとの仕事を愛していたのです」

バーバラは最近、入院中の病院内で新型コロナウイルスに感染したものの、その後、コロナからは回復していたそうで、ボイントン氏は「コロナが彼女の命を奪ったわけではなく、基礎疾患があったのです」と続けた。

そんなバーバラは以前、クリストファーやピーターらホラー映画のアイコンらと共演できたことについてこう振り返っていた。

「彼らとの仕事は素晴らしかった。俳優としてとても華やかで、撮影のセットでも素敵な雰囲気があって、ユーモアも抜群だった。一緒に働いていた時、特にクリスのユーモアのセンスは素晴らしいものだったわ。撮影の前後で冗談を言い合ったものよ」

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