ポール・マッカートニー、故ジョージ・ハリスンと今も会話

2020/12/31 08:57 Written by Narinari.com編集部

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ポール・マッカートニーが、故ジョージ・ハリスンと木を通して会話しているそうだ。2001年に亡くなる前、ジョージから貰ったもみの木に、ポールは現在も話しかけているという。

「ジョージは園芸がとても好きだった、本当に優れた庭師だったんだ。僕に木をプレゼントしてくれて、大きなもみの木で、家の門の傍に生えている。車から出て、門を閉める時、その木を見上げて、『やあ、ジョージ』って話しかけるんだ」
「彼はそこで力強く育っていて、素晴らしいよ。貰ってから僕がそこに植えた。年月が経ち、僕はそれを見る度に、『あの木はジョージが僕にくれたものだ』って。あの木にはジョージが宿っているって僕は思っている。彼もそれを嬉しく思ってくれているといいんだけど」

そんなポールは以前、ジョージと最後に時間を共にした思い出をこう語っていた。

「馬鹿なことを言い合っていた。彼がロサンゼルスに行って亡くなる前に一緒にニューヨークにいたんだ。その会話はくだらなかったけど僕には大事なことだった。そしてたぶん彼にとっても」
「一緒に座り僕は彼の手を握った。たぶん、これを話したことは一度もないかもしれない。ジョージの手を握りたくなんかないよ、君も友達の手を握りたくなんかないだろ。とにかく僕たちはそういう仲じゃなかった。でも彼が(肺がんの治療で)移動し続けることに嫌気がさしていたのを僕は覚えている」
「彼はジュネーヴに行き、次にニューヨークの専門のクリニックで治療法を探し、今度はL.A.へ行くことになっていた。『一か所に留まれないのか』って彼が思っていたから、僕は『スピーク・ホール(英リバプール郊外にあるカントリーハウス)だ。スピーク・ホールに行こうよ』って話した。それが最後の会話の一つだった。あの部屋でスピーク・ホールが何か知っている人は彼だけだと分かっていたよ。とにかくジョージの手を僕が握り、彼が僕を見つめた時間は素晴らしかった。笑顔がそこにはあったんだ」

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