女優・広末涼子が、1997年にリリースしたデビューシングル「MajiでKoiする5秒前/とまどい」以来、23年ぶりに竹内まりやとタッグを組み、12月4日より楽曲が配信リリースされることがわかった。
この楽曲は、12月より「みんなのうた」(NHK)で放送される「キミの笑顔」。広末が過去にインタビューで話していた内容に竹内がインスピレーションを受け、「みんなのうた」のために書き下ろした、コロナ禍のいまの世の中を笑顔にしてくれるようなピースフルな楽曲だ。
誰かの笑顔で救われ、その笑顔がまた誰かを癒し、そうしてみんなが笑顔になっていくというあたたかな希望に溢れた歌詞。竹内と広末が並んで歌ったコーラスも楽曲にやさしい広がりを与えている。歌の最後のフレーズ“Laughter is the best medicine”は、まさにいま、全世界の人に伝えるべきシンプルで大切なメッセージと言えそうだ。
広末は、今回のコラボや新曲「キミの笑顔」について「まりやさんと、久しぶりにご一緒させていただくことが嬉しいです。私がいまこのタイミングでうたを歌うなら、昔、私のうたを聞いてくれていた世代と、それを知らない子供ども達の世代、両方にアプローチできたらいいなと思っていました。今回、みんなのうたと、まりやさんと、私という、とても幅や広がりのあるコラボレーションのチャンスをいただけたことがすごく嬉しいです」とコメント。
そして「新曲『キミの笑顔』は、最初のワンフレーズから心を掴まれて涙が出そうで。まりやさんは、難しい言葉や言い回しを使わないのに、私たちが言葉では表現できない想いを歌で届けてくださいます。最後の“Laughter is the best medicine”というフレーズにもあるように、人をあたたかい気持ちにさせてくれたり、救ってくれたり、みんなのお薬になるようなうたになっていると思います。たくさんの方に聴いていただいて、元気になってもらえたら嬉しいです」と語った。
また、竹内は「『みんなのうた』で広末涼子さんが歌う楽曲を私が書くことに決まった時、イメージの中に真っ先に出てきたのは、『たくさん笑っている人ほど痛みや苦しみを知っていると思うんです』という彼女自身の話した言葉でした。こんな不安な時代だからこそ、世代を超えて誰もが励まされるような温かい楽曲にしたいと願って作りましたが、3児の母親となり40代を迎えた広末さんの優しく包み込むような歌声によって、それがみごとに実現できました。デビュー曲以来、23年ぶりに彼女と音楽でご一緒できたことを本当に嬉しく思っています。歌に込めた私達の想いがきっと皆さんの心に届きますように」とコメントを寄せた。
竹内と広末のコラボは、1997年の広末のデビューシングル「MajiでKoiする5秒前/とまどい」はじめ4曲を竹内が書き下ろし。1999年に公開された映画「秘密」の主演を広末、主題歌を竹内が担当した。昨年、2019年には竹内のアルバム「Turntable」時に制作された同名のショートムービーに広末が主演。23年の月日の中で、今回が4回目のコラボとなる。
☆「キミの笑顔」歌詞
「キミの笑顔」
作詞・作曲:竹内まりや 編曲:増田武史
たくさん笑ってる人ほど 痛みや苦しみ知っている
キミのまなざしを見てると それがよくわかるんだ
ささいな事に傷つくたびに 涙こぼした夜はいつでも
笑顔のキミがそばにいて ボクは救われてきたんだよ
言葉を超えたやさしさに 悲しみ癒されてく
どんなに大人になったって やりきれない時もあるのさ
油断してるとどこからか さみしさが忍びよる
そんな不安を笑いに変える 強い心を愛と呼ぶんだ
キミの笑顔に誘われて ボクもいつしかほほえみ出す
雨上がりに浮かぶ虹を 見つけた子供のように
キミが笑いかければほら みんな笑顔になってゆくよ
太陽の光を浴びて 咲く花たちのように
“Laughter is the best medicine”