劇場版「鬼滅の刃」舞台挨拶にキャスト勢揃い

2020/10/17 17:34 Written by Narinari.com編集部

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「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公開を記念して、10月17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、豪華“鬼滅”キャストが勢揃い(花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、平川大輔、日野聡、LiSA、外崎春雄監督)した舞台挨拶が行われた。

盛大な拍手と共に、笑顔でステージに現れた豪華キャスト陣。つい先ほど上映を終えた会場には熱気が渦巻き、あまりの感動に涙する人で溢れる中、花江が会場のファン、さらに全国の劇場でライブビューイングを楽しんでいる観客に「楽しんでいただけましたか?」と尋ねると大きな拍手が上がった。映画を観た花江も「本当に魂が震えて、心が燃えるような、そんな映画でしたね。もう言葉じゃ表しきれないような、僕も観た時しばらくうまく歩けないくらい泣いてしまって、それくらい感動しました」と溢れる想いを口にし、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

テレビアニメの放送以来、作画のクオリティの高さが評判を得ている「鬼滅の刃」だが、今回の劇場版では40人以上の行方不明者を出しているという無限列車を舞台に、炭治郎たちと“史上最強の敵”による激しい戦いが描かれる。

本作の作画について聞かれると、外崎監督は「列車の中に炭治郎たちが乗り込んだときは、とても刀を振れるような広さではないんです。なので鬼と戦うときに照明を少し暗く落として、みんなが分からないように列車の中を広くしているんです」と、細部にまでこだわって、列車内の戦闘シーンを完成させたと明かした。

一方で監督と同じように並々ならぬ熱い想いを持って本作の収録に挑んだ声優陣。花江が今回炭治郎を演じる際、意識したことを聞かれると「炭治郎にとって何が原動力になっているかというと、ねずこを人間にもどしたい、家族の仇を討ちたいという想いで鬼と戦っているので、その気持ちを絶やさないようにして演じました」とコメント。

続いてねずこ役の鬼頭が今回の演技について聞かれると「今回の物語では、ねずこの可愛らしいシーンがとてもいっぱいあって、とにかく可愛く演じました。でも、ねずこが寝ている皆を起こすシーンがあって、ねずこがいなかったらどうなっていたか分からないくらい、素晴らしい活躍を見せていましたし、ねずこの成長もすごく感じられましたね」と、より可愛さに磨きをかけた演技、さらにそんなシーンとは一変、逞しいねずこの成長について語った。

また、本作の主題歌「炎」を歌うLiSAは映画について「始まった途端に、皆が返ってきた!という感覚になり、ひと泣きしました(笑)。楽しく戦いに向かっているシーンで笑って、最後に向かっていくにつれて、皆さんが魂を吹き込んだキャラクターや素晴らしい映像・BGMに没頭して、完全に涙してしまいました」と自身も好きなエピソードだという「無限列車編」を映画で見ることができたその感動を熱弁。

作曲を務める梶浦由紀さんと共に歌詞を書いて完成させたという、美しいバラードで奏でられる本作の主題歌「炎」については「何度も原作を読み返して、梶浦さんに自分の想いを伝えたりしながら制作させていただきました。実際に見たら、自分が想い描いていた歌詞のフレーズを思い出すシーンがすごく多くて、そこも大切に映像の中に盛り込んでいただけているなと感じて、とても嬉しかったですね」とうまく合わさった映像と音楽の魅力を熱く語った。

最後には「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が多くの人の心に届くことを願って、全集中!」という花江の声を合図に、煌めく水色と赤色のテープが舞い、会場からは大きな拍手。そして外崎監督が「皆さんに、無事この作品を届けられたことに、ほっとしています。キャストの方だけでは無く、数えきれない様々なセクションの制作スタッフが、より良いものを届けようと、一丸となって頑張って作り上げた作品なので、是非受け取ってもらえたらうれしいです。皆様に長く愛される作品になればいいなと思いますので、是非これからも楽しんでください」、花江が「僕自身役者として、『鬼滅の刃』のいちファンとして、大好きな無限列車編が劇場で観れる感動をやっと味わうことができて、本当に嬉しく思います」「みんなの力が合わさってできた映画だと思っておりますので、これからも応援の方引き続きよろしくお願いします。我々は心を燃やして頑張っていきたいと思います!ありがとうございました!」と力強く締めくくり、観客の鳴りやまない拍手と共にイベントは幕を閉じた。

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