米トーク番組、異例の大統領選討論会ネタでもちきり

2020/10/01 23:57 Written by Narinari.com編集部

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スティーブン・コルベアやジミー・キンメル、ジミー・ファロンが、各自のトーク番組のオープニングで、ドナルド・トランプ米大統領とジョー・バイデン元副大統領の討論会を揃ってネタにした。

9月29日に行われた同討論会では、何度も発言を遮り一方的に持論を展開するトランプ氏にバイデン氏が「だまれ」と切り返す一場面があるなど、混乱を極めた異例のものとなり、トーク番組ホスト達は、司会を務めたクリス・ウォレスがその状況を収拾できなかったことや、トランプ氏の脱税疑惑まで、様々な点を笑いの種にした。

「レイト・ショー」のホスト、コルベアは、「今夜は『ドナルド・トランプVSジョー・バイデン:ベビーブーマー達の戦い』オープニングラウンドだった。ショーマンVSジョー・マン。民主主義の崩壊を見届ける準備は出来ているかい?」と始め、アレン・ギンズバーグの有名な詩『吠える』を引き合いに出し「そうだ。今夜僕達の世代で最も素晴らしいマインドを持った人々が破壊されるのを目にした。狂気の中、腹を空かせ、ヒステリックに裸で夜明けの街をさまよう、ミュートボタンを探すために」と続けた。

一方キンメルは、「面白い始まりだったよね。コインを投げて誰が最初に質問に答えるかを決めた。でもトランプはその硬貨が宙に投げられた時『昨年私が払った税金はこれだけだ』って言ったから、そこから下り坂となった」とジョークを飛ばしたほか、『ザ・トゥナイト・ショー』のファロンは同討論会を楽しんだのはロシアのウラジミール・プーチン大統領だけだったとして「真面目に聞くけど、今夜何か学ぶことはあったかい?アメリカ人に助けとなっただろうか?特に息抜きとなるCMもなかった中で。唯一楽しんだ人はウラジミール・プーチンだけだっただろう。猫をなでながらね」「ある意味、今夜のイベントは歴史を作った。テレビを観ているアメリカ人が初めてCMがあったらよかったのにと願った瞬間だったからね」と話し、笑いを誘った。

また、これらのホスト達は、コントロールを失った司会のウォレスにも言及、キンメルは「クリス・ウォレスはZoomで授業をしている幼稚園の先生のように感じたんじゃないかな」とコメントした。

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