世界にレゲエ広げた“レゲエ界のパイオニア”死去

2020/09/15 01:31 Written by Narinari.com編集部

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レゲエ界のパイオニアとして知られるトゥーツ・ヒバートが死去した。77歳だった。レゲエやスカで知られるトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズのフロントマンであったトゥーツが9月11日、ジャマイカのキングストンにある病院内で安らかに息を引き取ったことを遺族が発表した。  

遺族は治療に当たった医療関係者に感謝の気持ちを表すと同時に、喪に服す中でのプライバシーの尊重を求めている。

トゥーツは新型コロナウイルスに感染したことでジャマイカ内の病院に入院したことが最近明らかになっていた。その際にはトゥーツが集中治療室にいるという報道が事実であることを認めたうえで、順調に回復を遂げており、最高の治療を受けているとコメントが出されていた。

トゥーツはそのキャリアの中で、「プレッシャー・ドロップ」「モンキー・マン」「ファンキー・キングストン」などのヒット曲を世に送り出し、レゲエミュージックを世界に広げた立役者として知られる。

この訃報を受け、業界からは次々と追悼の言葉が寄せられている。

故ボブ・マーリーの息子としても知られるアーティストのジギー・マーリーは、「伝説的存在のトゥーツ・ヒバートが亡くなった。数週間前に話をして、どんなに彼を愛しているか伝え、笑い合い、お互いへの尊敬心を分かち合った」「彼は僕にとって父親のような存在だった。彼の精神は僕らと共にあり、彼の音楽はそのエネルギーと共に僕らを満たしてくれる。彼のことは一生忘れない」とツイートしており、レニー・ヘンリーやトロージャン・レコードも故人を偲ぶメッセージを投稿している。

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