ロックダウン下のイタリアで、マフィアが人々に食事を提供しているという。

新型コロナウイルス感染拡大により多大な被害を受けている同国のナポリやシシリーといった地方で、彼らが慈善活動する姿が話題を呼んでいる。
そうした中、市民の間ではマフィアに頼ることで、この危機的状況が終わった際の彼らとの関係について警鐘を鳴らす意見もあるようだ。
反マフィア運動の捜査官ニコラ・グラテッリさんは、ガーディアン紙にこう話している。
「1か月以上、お店、カフェ、レストラン、パブが閉まっています。そこで働く大勢の人々は収入が一切なくなり、仕事に戻る時期がいつ来るのかも不明です。国がこういった家族らを救う策を取らなければ、マフィアが代わりにやり、人々の生活をコントロールする結果をもたらすことでしょう」