コオロギを発酵させた“コオロギ醤油”商品化

2019/12/14 03:22 Written by Narinari.com編集部

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昆虫食の魅力を探究するチーム・ANTCICADA(アントシカダ)は、コオロギを発酵させた“コオロギ醤油”を商品開発。現在、クラウドファンディング(CAMPFIRE)のリターンとして購入することができる(※2020年1月8日まで)。

“コオロギ醤油”は、国産のこだわりのコオロギを、米麹を使って発酵させた昆虫発酵調味料。コオロギの豊富なタンパク質を米麹が持つ酵素で分解し、旨味のあるグルタミン酸などを引き出した。

“コオロギ醤油”の構想は2017年にスタート。さまざまなパターンでの試作・開発を行い、愛知県にある蔵元・桝塚味噌の協力によって商品化が実現した。

今回使用するコオロギは、コクや香ばしさをしっかりと持つ、国産のフタホシコオロギ。コオロギ養殖の研究を進める徳島大学(徳島県徳島市)と太陽ホールディングス株式会社(福島県二本松市)にて、愛情込めて育てられたコオロギたちを使用している。

下処理を施したコオロギに、桝塚味噌が造る愛知県産米を使った米麹と食塩水を合わせ、蔵の木桶の中で約半年かけて発酵・熟成。最後に諸味を圧搾し、出てきた液体を火入れして、コオロギ醤油が完成。旨味とコオロギ由来の香りを持ち、クセは少なく、さまざまな料理に使うことができるという。

なお、ANTCICADAは2020年春、東京・日本橋馬喰町にレストランをオープン予定。コオロギラーメンやコース料理を通じて、食材としての昆虫の魅力を伝えていくという。

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