はとバスに、初めて男性のバスガイド候補生が入社する。一方、バスガイド（女性）から運転士へ職種変更する社員が初めて誕生した。

同社は2019年度、男性2名を含む、バスガイド候補生26名が入社予定。はとバスでは、創業より70年間にわたってバスガイド技能職は女性のみを採用してきたが、昨年男性の入社希望があったという。

そして、「小さい頃から人前に立つことが好きで、人に物を教えたり、伝えることが得意」「人を惹きつけ、たくさんの喜び、感動を提供できるガイドになりたい」といった熱意ある志望動機を受け、選考基準に達したことから、2名の男性バスガイド候補生を採用することが決定。「女性同様、気品とおもてなしの心を兼ね備えた男性バスガイドへと育成してまいります」としている。

一方、はとバスでは初となる、バスガイドから運転士へ職種変更する女性が誕生した。この女性は入社3年目のバスガイドで、免許取得条件である満21歳となり、大型2種免許を取得。3月8日に同社の運転技能職の登用試験に合格した。4月1日にバスガイドから運転士に職種変更が行われる。

今回の職種変更は「かねてから女性の観光バス運転士に憧れがあり、運転士としてはとバスの安全を担い、お客さまに快適な旅を提供する仕事がしたい」という本人の意向を尊重したものだという。