引退した銀座線01系、まさかすぎる“再就職”

2019/02/22 07:10 Written by Narinari.com編集部

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東京メトロとサントリーコーヒー「BOSS」は2月22日から、2017年3月に惜しまれながらも引退した「銀座線01系」をイメージした、世界に1台の自販機「THE VENDING TRAIN」を東京メトロ銀座線溜池山王駅に設置する。

「THE VENDING TRAIN」は、昭和・平成の33年間、東京の地下を走り続けた東京メトロの車両「銀座線01系」をイメージして、既存の自販機を特殊仕様のラッピングで覆った自販機。制作にあたり、実際の車両で使われていた部品も活用しており、行き先「溜池山王」を表示する「行先表示器」や東京メトロのロゴ「Mマーク」のプレート、実物をオマージュして今回の自販機用に数字をアレンジした「車両銘板」など、味わいのある素材を随所に使用している。

自販機の特長としては、「銀座線01系」の先頭車両をイメージしたインパクトのある外観、商品購入時に点灯する車両を模した疑似フロントライトに加えて、元車両ならではの特別な仕掛けとして、東京メトロ現役車掌の声でさまざまなフレーズをしゃべる「ボイス機能」を搭載している。

「ボイス機能」は、まず「THE VENDING TRAIN」に人が近づくと「今日も『THE VENDING TRAIN』をご利用いただきましてありがとうございます。お金のかけこみ投入は、おやめください」と声が流れる仕掛け。

また、商品取り出し口の扉を開けると「おつりの取り忘れに、ご注意ください。足元にご注意ください。出口は下側です」とボイスが流れ、さらに商品を取り出すタイミングでは「『THE VENDING TRAIN』をご利用のお客様にお願いいたします。一人でも多くのお客様がお買い求めになれるよう譲り合ってご利用ください」など、全5種のフレーズを用意(※現役車掌4人の声で収録)した。

そして、今回の「THE VENDING TRAIN」のスペシャル動画として、「働くって、いいもんだ。THE VENDING TRAIN」を制作。昭和・平成と2つの時代を走り続けた車両「銀座線01系」が退職し、自販機として再就職するまでの過程を、ドキュメントタッチで描いている。

長年親しんだ職場を離れる寂しさや、同僚と別れる切なさなどが募る退職や再就職は、働き続ける中で誰もが経験する人生のワンシーンで、とりわけ本動画の主人公は「車両」というモノだが、ともに働き続けた東京メトロの車掌たちにとっては「仲間」も同然。そんな特別な存在の再就職に当たり、元“同僚”の車掌たちがエールを送る物語を通じて、東京メトロとサントリーコーヒー「BOSS」の「働き続けるあなたに。おつかれさまです。」というメッセージを訴求していく。

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