カルバン・クラインのNY旗艦店が閉店

2019/01/15 02:10 Written by Narinari.com編集部

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カルバン・クラインのニューヨーク直営店が、ラフ・シモンズの退任を受けて閉店する。PVH社はブランド再構築にあたり、マディソン街に立つフラッグシップストアをたたみ、“デジタル・ファースト”を掲げ、スポーツウェアとジーンズのラインを合併するという。

一方、ラフ就任後の205W39NYCラインは、改名され、新たな方向性を持って再開される予定だ。

昨年末、ラフのチーフ・クリエイティブ・オフィサーからの退任が発表されたばかりだが、3年間の契約満了前に去る理由については、成績不振によるものと報じられていた。就任当初は大歓迎を受けたものの、同ブランドの投資家や消費者の期待に応えることはできなかったとされている。

ある関係者はこう明かしていた。

「ラフはマディソン街にあるカルバン・クラインのフラッグシップストアに相当なお金を費やしました。そのままでも十分だったにも関わらずです」
「さらに新しくパリに作られた、さながらアートギャラリーのようなブランド本社にも彼は大枚をはたいていました」
「それだけでなくカルバン・クラインとPVHコープはシモンズによるパートナーシップのもとイメージ使用のために、アンディ・ウォーホル美術財団に何百万ドルもの大金を支払う羽目にもなっていました。しかもそのコレクションは消費者らには見向きもされなかったのです」

ラフとの契約は残っているものの、同ブランドは声明を通して新しい戦略を立て直すことを理由に挙げ、「両者ともに、平和的に袂を分かつこととなりました。カルバン・クライン社はシモンズの創造的展望とは違う新しい方向へ向かうことに決定しました」とだけ発表したが、双方とも詳細については明らかにしていなかった。

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