楽天アマダーが薬物陽性、6か月の出場停止

2018/08/09 14:24 Written by Narinari.com編集部

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プロ野球・楽天のジャフェット・アマダー内野手(31歳)が、ドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したと、日本野球機構が発表した。

発表によると、この陽性反応を受け、6か月の出場停止処分を決定したとのこと。NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会委員長の斉藤惇氏は「かねてより、アンチ・ドーピング活動の啓発は、新人研修会や春季キャンプ地説明会で継続して行ってきた。今後も選手のみならず球団においてもアンチ・ドーピングの意識を高く持って頂きたい」とコメントしている。

アマダー選手はメキシコ出身で、メキシカンリーグなどを経て、2016年に楽天へ入団。日本のプロ野球史上最重量選手として知られ、“アマちゃん”の愛称で親しまれていた。今シーズンは7月に11本塁打を放つなど好調だったが、8月3日に1軍登録抹消。2018年の成績は62試合に出場し、打率.269、20本塁打、42打点だった。


☆アマダー選手のドーピング規定違反の経緯

6月13日 対中日ドラゴンズ戦(楽天生命パーク)で行われたドーピング検査の対象選手となり、尿検体を採取。

7月23日 分析機関より、chlortalidone(クロルタリドン)とfurosemide(フロセミド)の検出報告があり、アマダー選手の検体であることを確認。検出されたクロルタリドンとフロセミドはWADA禁止表国際基準の禁止物質「S5.利尿薬および隠ぺい薬」で指定されている禁止物質。

7月30日 球団関係者立会いの下、アマダー選手本人と面会。同選手は意図的な摂取はないと述べ、今回の検査の正当性に異議がないことを確認。

8月1日 B検体の再分析を実施(本人の希望によるもの)
8月2日 A検体と同じ物質が検出されたことが報告された。

8月8日 NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会を開き、制裁の内容を決定。
8月9日 球団を通じて本人に通告。


☆プロ野球における過去のドーピング

2007年 ガトームソン投手(ソフトバンク)※発毛剤に含有
2008年 ゴンザレス内野手(巨人)
2008年 リオス投手(ヤクルト)
2011年 井端弘和内野手(中日)※目の治療薬に含有
2018年 アマダー内野手(楽天)

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