「リメンバー・ミー」幻のオープニング解禁

2018/07/18 14:43 Written by Narinari.com編集部

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陽気でカラフルな世界観で“家族の絆”を描いたディズニー/ピクサー映画「リメンバー・ミー」。そのMovieNEXなどが7月18日に発売されたことを記念して、このたびMovieNEXに収録されているボーナス映像の中から、幻のオープニングを収めた2つの未公開シーンが解禁となった。

本作の主人公は、天才的なギターの腕前をもち、ミュージシャンになることを夢見ている少年ミゲル。しかし、厳格な家族の掟によって、ミゲルの家ではギターの演奏も、音楽を聴くことも禁止されていた。“死者の日”(メキシコの祝祭)でにぎわう夜の町に飛び出し、ひょんなことがきっかけで、ご先祖たちが陽気に暮らすカラフルな世界に迷い込んでしまったミゲルは、そこで一家の“音楽禁止”にまつわる悲しい秘密を知ることになる……。

今回解禁となった1つ目の映像は、幻のオープニングともいえる貴重なシーン。共同監督/脚本を務めたエイドリアン・モリーナによると、「作品の世界を歌で紹介するシーンだよ。長い間、採用されていたが、最後にカットした」というだけあって、そのクオリティは「完成したシーンが見てみたい!」と思わせるほどだ。神妙なトーンで幕が開けたかと思えば、突然、楽曲のテンポが上がり、映像もカラフルに。陽気なガイコツたちが、色鮮やかな衣装に身を包み「人生の幕は閉じても、お楽しみはこれから。それが死者の日!」と軽やかに歌い上げる姿が、作品のオープニングを大いに盛り上げている。

2つ目の映像は、完成した本編の設定とは異なり、当初ミゲルの家族が決して“音楽は絶対禁止”ではなかったことが垣間見えるシーンだ。ミゲルの家族たちが「家族の伝統を受け継ごう」「絆は永遠。たとえイヤでも」と“一家の流儀”を歌いながら、訴えかける。ミゲル本人も音楽家への夢は隠してはいないが、家業である靴屋を継いでほしいという家族の思いも理解している点が本編との大きな違いなので、MovieNEXで見比べてみても面白い。

こうして、惜しくも本編からカットされた未発表曲の優れたクオリティに触れると、第90回アカデミー賞の主題歌賞に輝いた「リメンバー・ミー」をはじめとする本編で使われている楽曲が、いかに数多くの候補から選びに選び抜かれた“珠玉”のナンバーであるかが分かるはずだ。主人公が冒険を通して、家族の絆と愛を知るストーリーが、胸を打つ楽曲たちによって、さらに感動的になったことは言うまでもない。

「リメンバー・ミー」のMovieNEX(4,000円/税別)は7月18日発売。デジタル配信中。

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