お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建（45歳）が、妻で女優の佐々木希（30歳）と、ロッテの新CMで初共演する。5月21日に行われたCM発表会にて、渡部がCM撮影の裏側を語った。

夫婦でCM初共演となった、ロッテの企業広告（キシリトール篇）新CM「その歯と100年。キシリトール。」篇は、5月22日よりオンエア。CMは、佐々木と渡部が白樺の森の中を歩いていると少女に出会い、優しく微笑み合うという内容だ。

夫婦共演の感想をたずねられると「やっぱり照れましたね」と複雑な表情を浮かべ、「もちろん夫婦でこのような素敵なお仕事をさせていただけるのは嬉しいんですけど、同じ現場にいるというのは、やっぱりなんだか変な感じでしたね」と、撮影当時の心境を振り返った。

自然体な2人の雰囲気が特徴のCMとなっており、特に演技の練習をするような内容ではなかったため、「あんまり2人で作り込んでいっちゃうと、CMの世界観とも違うかな？ ということで、2人で『とにかくナチュラルに、自然にやろう』と話しましたね」と事前の夫婦のやり取りも明かした。

撮影をしたのは4月30日。佐々木の妊娠も発覚後だったので、現場スタッフの配慮を受け、無事撮影を終えたという。

出産時期については、「秋ぐらい」とだけ発言し、具体的な時期の明言はせず。性別についても、「まだ本当にわかっていない。病院側には、わかっても我々に言わないでください、と言ってある」と、あえて聞かないことにしているようだ。「（子どもが生まれてくるのを待つ親の）みなさんがよく『健康であれば』とおっしゃるじゃないですか。その意味がようやくわかりましたね。本当に健康であれば、性別もどちらでもいいですね」と親の顔を覗かせた。

なお、発表会では、サプライズで相方・児嶋一哉からの手紙をMCが代読。その手紙を聞いた渡部は「僕を褒めて褒めて、でもこの世界に誘ったのは俺だから俺に感謝しろよ、といういつものパターン。今度会ったら軽くプチ説教したいですね」とバッサリ。手紙を持ち帰るよう勧められても、「こんなおふざけ手紙いりません」と拒否の姿勢をみせた。

CM出演のことを児島に伝えたか問われると、「言ってないです。この発表会の報道を見て知るんじゃないですか。それがアンジャッシュスタイルです」と、一見冷たいように見える対応の渡部。しかし、児島が渡部夫婦の結婚や懐妊を「ニュースで知った」と各所で怒りたいからだとネタばらし。実は、渡部が大事な話をしようとしても、「何も話すな！」と止められ、“何も聞いていなかったキャラ”をやりたいために大事な話をしたくても逃げてしまうと暴露。渡部は「僕の深刻な話を聞いてくれないんですよ、ずるいでしょ？」と不満をもらした。

報道陣から、相方の児島と妻の佐々木希、どちらと仕事をする方が楽しい？と質問されると、「難しい質問しますね。楽しいのは奥さんでしょうね。児島と一緒に仕事をしていて楽しいと最後に思ったのは、11年前くらいですね」と苦笑しつつ、アンジャッシュは「公私共に冷え切っている関係」だと発言した。