「登山家の栗城史多さん死亡」と海外メディア報道

2018/05/21 14:07 Written by Narinari.com編集部

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エベレスト登頂を目指し、8度目の挑戦をしていた登山家の栗城史多さんが亡くなったと、海外メディアのヒマラヤンタイムスが伝えている。

同紙によると、栗城さんは21日朝、エベレストのキャンプ2で死亡していたという。同紙は「複数の情報源で確認された」と伝えている。

栗城さんの公式ブログでは、5月21日午前10時に「下山します」とのエントリーを更新。「(栗城中継班より)栗城は体調が悪く、7400m地点から下山することになりました。今後の行動は未定で、栗城が無事に下山して状況がわかり次第、お知らせいたします。皆様からの応援、本当にありがとうございます」と報告していた。

過去に7度、エベレスト登頂を目指すも叶うことがなかった栗城さん。4度目の挑戦となった2012年10月では、下山途中で両手、両足、鼻が重度の凍傷になったことが原因で、右手親指以外の両手9本の指全て、第二関節より先を失った。今回は8度目の挑戦で、21日16時からAbemaTVが登頂する様子を生中継する予定だった。


☆栗城さんはブログで発熱や咳を報告していた

公式ブログによると、栗城さんは登山開始予定日前日に「38度を越える熱」が出たため、熱が下がるのを待って、数日後に登山を開始。19日には「若干咳がでるくらいで(遠征)前半にあった咳や熱はほぼなくなっています」とつづり、20日夜は「みなさん、ナマステ。今、7400mのところに来ています。今は、このエベレストを苦しみも困難も感じ、感謝しながら、登ってます。かなり慎重に、やり遂げたいと思っています。みなさん、応援本当にありがとうございます。叱咤激励を含めて、自分と同じように何かにチャレンジする人たちに向けて、この共有が役に立てばと思っています。みなさんと一緒に、登っていけたらと思ってます。応援ありがとうございます」とつづっていた。

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