SW制作参加の成田昌隆さん、夢を叶える秘訣とは

2018/05/20 19:50 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ルーカスフィルムのVFX部門であるIndustrial Light & Magic(通称ILM)で、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のCGモデリングを担当した日本人クリエイターの成田昌隆さん。このたび、その成田さんが「スター・ウォーズ」の魅力と、夢を叶える秘訣を語った(//www.youtube.com/watch?v=hkzYh6aELlM)。

中学生のときに初めて「スター・ウォーズ」を見たという成田さん。「フォースというのは、作品の中では特別な力として扱われていますけど、自分の中で置き換えると自分の可能性みたいなものだと思っていて、自分の可能性を信じることの大切さを教えてくれたのが、『スター・ウォーズ』なんです。それをずっと信じてきたことが、いま、自分の夢を大成できたということに繋がるのではないかと思います」と、目を輝かせて「スター・ウォーズ」の魅力を語る。

日本に住んでいたときは、「ハリウッドで働くにはまず英語が喋れないといけない」「CGをやるならCGのソフトが人よりも上手くできないといけない」と思っていたという。「実際に仕事を始めて気が付いたんですけど、私の仕事に関していえば、モデリングで一番大事なのは造形なんですね。絵が上手く描けるとか、粘土で彫刻が上手にできるとか、そういったことが凄く大事なんです。それは世界共通じゃないですか。だから、日本の方は『英語ができないから』とか『資格がないから』とかよく言われますけど、そうじゃなくて、絵など自分の素質に自信のある方はどんどんチャレンジして、ILMの採用面接を受けてみたらいいと思います。思っているより敷居は低いですよ」と、夢を叶える秘訣とともに、ILMで働くことを夢見るクリエイターへエールを送る。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」では、最後のバトルが繰り広げられる惑星クレイトで登場する、AT-M6(通称ゴリラ・ウォーカー)やスキースピーダーなど全てのメカのCGモデリングを担当。制作中は、自分が関わっている部分を断片的にしか見ないというが、完成した「最後のジェダイ」を見たときの率直な感想を聞くと、「いい意味で『やったな』と思いました。映像的にもサウンド的にも非常に素晴らしい。私が一番好きだったのはストーリーです。断片的なものが、非常にうまく計算されて繋がっていて、そこで初めて監督の意図がわかって、素晴らしい作品だと思いました」と語り、「エンドロールで自分の名前が流れたときに、この作品に携わることができて非常に光栄だと思いました」と笑顔を見せた。

現在発売中のMovieNEXには、約2時間40分にも及ぶボーナス・コンテンツを収録。成田さんがCGモデリングを手掛けたAT-M6のデザイン制作秘話など、劇場公開時には見ることができない大変貴重な映像が満載だ。また、「スター・ウォーズ」初となる4K Ultra HDには、ディズニー初となるドルビービジョンが採用されている。

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」MovieNEX(4,200円/税別)は発売中。本シリーズ初の4K UHD MovieNEX(8,000円/税別)、さらにファン必携の4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(15,000円/税別/数量限定)も発売中、デジタル配信中。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.