芸歴18年ダイアン、“東京進出”で目指すもの

2018/05/02 22:18 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


今春ついに東京進出を果たした、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏と西澤裕介。芸歴18年を誇るよしもとのベテラン芸人で、関西では多くのレギュラーを抱え、知らない人がいないほどの超有名コンビだが、そんな二人はなぜこの時期になって東京進出を決めたのか。また、東京進出を果たした現在の心境などをありのままに語ってもらった。

「環境変わりますし、大阪とは違った仕事も増えていますし、ワクワク、そしてちょっとしたドキドキですね」

そう語る津田は、前々から東京進出への思いは心の片隅にあったと前置きしつつ、「それが去年爆発して『東京行くぞ!』ってなったんです。そして二人で相談してからマネージャーに伝え、東京行きが決まりました」と経緯を説明。現在は東京の住みたい街ランキング上位の恵比寿に家を借り、東京と大阪を行き来する“単身赴任”生活を送る。

一方、西澤は「僕は時期も4月で入学とかの時期なので、不思議と晴れやかというか、何かスッとしていよいよだぞという、そんな気持ち。僕らは年齢的に結構いってるので(※ともに41歳)、このまま大阪にいると思っている人が多かったと思うんですけど、東京に行くことになって周りは『えっ行くん?』みたいな反応で。僕自身最初は『えっそんな大変なことなの?』『大丈夫かな?』って思いはありました」と一抹の不安があったことを正直に明かした。

津田も東京進出については先輩らに相談してきたようで、「サバンナの高橋さんや同期のとろサーモンの久保田には前々から『東京行きたい』と話していたんですけど、久保田は『ぜんぜん来たらええやん』みたいな感じで。高橋さんからは『初めて出る(東京での)番組は、それによく出演されている人とかにアドバイスをもらったらどう?』みたいなことを言ってもらえましたね」とし、「メジャーな番組なら何でも出てみたい。トップを取りたい!」と意欲満々。西澤が「(東京進出での)敵は己自身」と冷静かつ客観的に語るのとはまったく正反対のテンションだが、そうしたギャップこそ二人の魅力と言えるかもしれない。

そんな二人が東京進出で目指す“理想のダイアン像”は、「この人らおると空気変わる、みたいな。まずは実績が必要だと思うんですけど、スタッフさんや視聴者さんに『ダイアン劇場やったね』と思ってもらえるようになりたい」(西澤)、「どんな番組でも二人でやったら面白くなる、ダイアンがおったらどうにかなるみたいな、そういう風になったらいい。頼もしい存在になりたい」(津田)とゴールはすでに定まっている様子。西澤は「これまでの僕たち、そして違う僕たちも見せていければ」と東京進出後も貪欲に学び、ネタやスタイルをアップグレードしていく意向も見せた。

ちなみにインタビューの後日、二人の後輩に当たるお笑いコンビ・きみどりの古田敬一に話を聞いたところ、「(ダイアンは)大阪では知らない人がいない実力者です。お客さんからもほかの芸人からも一目置かれている存在です」と評し、「大阪の若手は二人の背中を見ています。二人がいなくなった大阪は我々後輩が盛り上げるから、安心して東京でかましてきてください!」と熱い“お祝いメッセージ”を寄せてくれた。果たしてダイアンはそんな後輩たちの憧れの星として輝き続けることができるのか――今後の活躍に期待だ。

ダイアンは6月16日に東京・ヨシモト∞ホールで東京進出後初の単独ライブを開催する(※5月1日より一般販売)。東京での生活、仕事に触れ始めた二人がどのような新しいネタを引っさげて舞台に上がるのか、こちらも楽しみに待つとしよう。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.