【世界の声】“妊娠の順番”ルールに否定的な反応

2018/04/05 00:07 Written by Narinari.com編集部

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2月下旬、愛知県の男性から毎日新聞に寄せられた投書がネットで話題となりました。投書によると、この男性と奥さんは先日、赤ちゃんが授かったそうです。しかし、保育士として奥さんが勤めている職場には、「女性職員の妊娠・出産できる順番」が決められていたそう。それを守らずに妊娠したとの理由で、夫婦ともに、園まで謝罪をしに行かなければならなかったと明かされています。その後も奥さんは、妊娠したことに対して職場で苦言や嫌味を言われるようになってしまったそうです。

この投書に書かれた出来事は、少子化、保育園の人手不足、マタニティハラスメント……と、今の日本が抱える問題を複雑に反映しているとして、国内のソーシャルメディアでも色々な意見が交わされました。そして先日、英紙テレグラフにこの話題が掲載されると、英語圏の人々からも、反応の声が次第に挙がってくるようになって来ました。

その多くは、残念ながら日本社会の「仕事優先」に対する否定的な声。

「日本には素晴らしい文化が多くあるはずだけど、ただ雇い主であるというだけで、職員の尊重されるべき生活に口を出すなんて、それはいただけない」
「女性の自由が限られてしまっているなんて、寂しい。『(妊娠の)スケジュール』を守れだって? 物事はそんなふうに進まないはずだ」
「赤ちゃんの出生率が上がらない、という日本。そしてその同じ日本からこんな記事が。いつになったら、もっと家族に優しい国に改善されるんだろうね」

欧米では「まず家族ありき」という文化が定着しているだけに、今回の男性の投書に対しては、驚きや戸惑いが大きいようですね。


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