東京電力ホールディングスは、廃炉に向かう福島第一原子力発電所（通称1F）のバーチャルツアー「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI〜廃炉の現場をめぐるバーチャルツアー〜」（//www.tepco.co.jp/insidefukushimadaiichi/index-j.html）を公開した。

事故から7年が経過し、原子炉・使用済燃料プールの安定冷却や汚染水対策、作業・労働環境の改善が進んでいる福島第一原子力発電所。今回のバーチャルツアーは、「今後、燃料取り出しなど本格的な廃炉作業が進んでいくことをきっかけに、より多くの方に廃炉作業や廃炉の現場を知っていただくため」に公開したもので、廃炉の現場の空気とともに、現地の様子をいつでも・どこからでも見ることができる。

具体的には、1〜4号機原子炉建屋を間近で見たり、施設の一部は360度映像で公開。また、現場や設備に対する質問に対し、各見学ルートの動画の最後にFAQ形式で答えている。さらに「エリアによって変わる放射線量」の数値も公開した。