AbemaTVは2月17日、羽生善治竜王と藤井聡太五段が対局する「第11回朝日杯将棋オープン戦」の準決勝と、決勝の様子を生中継する。

「第76期順位戦 C級2組第9回戦」（2月1日）で梶浦宏孝四段に勝利し、規定により五段に昇段した藤井五段は、2月14日の「第49期新人王戦トーナメント」でも古森悠太四段に勝利。対局当日がバレンタインデーということもあり、対局場となった関西将棋会館には持ち帰れないほどのチョコレートが届けられた。対局後に記者から尋ねられると、「今まではまったく縁がないことでしたけれど、応援していただけることはありがたいと思っています」と笑顔で答え、対局時には自ら持参するほどチョコレートが好きだと明かした。

勢いに乗る藤井五段は、2月17日に行われる「第11回朝日杯将棋オープン戦 準決勝」で羽生竜王と公式戦初対局が決定している。決定時から日本中で話題となっている対局は、AbemaTV公式Twitterにて実施している勝敗予想で、約60％のファンが「羽生竜王勝利」と予想。2月14日現在、約6,000票が集まっており、2月15日まで受付中だ（URL：//twitter.com/abematv_shogi/status/963043221390544898）。

AbemaTVでの生中継は、朝8時30分（対局開始は午前10時30分〜）から（久保利明王将VS広瀬章人八段の準決勝も放送）。番組内では、中村太地王座、藤森哲也五段とともに、羽生竜王や藤井五段より先に史上2人目の中学生棋士としてプロデビュー、後に最年少で名人となり十七世永世名人の資格も得た谷川浩司九段が解説を担当する。

また、高見泰地六段が対局会場の東京・有楽町マリオンから現地の様子をリポートし、長谷川優貴女流二段・中村桃子女流初段・貞升南女流初段の3人が聞き手として、熱戦を初めて見る人にも分かりやすく伝える予定だ。