「パイナップルピザ」発明者が死去

2017/06/13 09:55 Written by Narinari.com編集部

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賞賛と呪詛に晒され続けながら、人類の歴史にたしかな1ページを書き加えた男性、サム・パノプロスさんが83歳で亡くなった。パイナップルピザを発明した稀代の「先見者」である。

1950年代にギリシャからの移民として、カナダ・オンタリオにやって来たサムさんは、兄弟と一緒に飲食店を経営。60年代にパイナップルの缶詰を料理に使おうとピザにトッピングすることを思い付いた。サムさんと兄弟にとって、パイナップルの甘みと酸味がプラスされたピザは、肉の塩味とのコントラストを楽しめるものだったが、あくまで実験的なメニューだったという。試しに常連に提供してみると意外と人気で、数か月後には正式メニューに“昇格”した。

2017年2月には、アイスランドの大統領から「できればパイナップルをピザの具に使うことを禁止にする法律を作りたい」と言われてしまうほど、嫌いな人には嫌われているが、カナダの首相のように「I have a pineapple. I have a pizza.南西オンタリオの生み出したおいしい食べ物を私は支持する」と熱烈な支持者も確実に存在している。

ネットでは「ありがとう、サム。パイナップルピザ大好きだよ」「悲しい。今日はパイナップルピザを食べるよ…」「さよならサムさん。パイナップルピザも一緒に天国へ連れて行って」「安らかに。そして天国にパイナップルピザがないことを確認してきて欲しい」「新しい世界を拓いた。それは賞賛されるべきことだ」と様々な意見が寄せられている。

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