「てじな〜にゃ！」でおなじみのイリュージョニスト・山上兄弟が、5月25日に放送されたバラエティ番組「じっくり聞いタロウ〜スター近況（秘）報告〜」（テレビ東京系）に出演。マジック業界から干されかけている現状と、ここ3年間の年収について語った。

山上兄弟はいま、業界から干されかけている状態で、その理由はテレビで「マジックの裏側、種がどうなっているのかをやった」ことがきっかけだという。マジックのネタばらしは御法度で、山上兄弟もそれは承知していたため、テレビでは既存のマジックとは全く別のオリジナルのマジックでネタばらしをしていたが、それが「ほかのマジックに似ている」と、周りから批判の声が続出したそうだ。

「直接は言われないんですけども、回り回っていろいろ」と、批判は本人たちにも届いていると語る山上兄弟。「オリジナルで作り上げたものをやってた」とルール違反を犯した意識はなかったものの、「マジックって現象が限られてきちゃうので、『浮く』『消える』『出す』。同じように見えちゃって。ほかの人がそういう風に見えちゃうから営業妨害なんじゃないかって」と、2人に対する風当たりが強くなった経緯を説明した。

そんな山上兄弟のギャラは兄弟で完全に折半しており、過去3年間の年収は1人200万円、200万円、250万円ほどなのだとか。これは1つ数百万円するようなマジックやその道具を買い付けるための経費がかかっているためで、これまで費やしてきた“マジック費”は1億円程度だとも明かした。